低コストなオープンソースの3Dプリント製4足歩行ロボット

NYUとMPI-ISの研究チームが低コストな3Dプリント製オープンソース4足歩行ロボットを発表

ニューヨーク大学タンドン工学部(NYU Tandon School of Engineering)とドイツのマックスプランク知能システム研究所(The Max Planck Institute for Intelligent Systems/MPI-IS)の共同研究チームが「Solo 8」と名付けられた3Dプリント製4足歩行ロボットを設計し、オープンソースとしてその情報を公開した。

ボストン・ダイナミクスの4足歩行ロボット「SPOT」に酷似したこのロボットは、完全にオープンソース化された4足歩行ロボットで、誰でも簡単にアップグレードまたは修正して組み立てることができるシステムとなっている。
本家の「SPOT(開発者向け EXPLORER)」が約800万円なのに対し「Solo 8」は、高性能なブラシレスDCモーターや手頃な価格の小型センサー、低消費電力マイクロコントローラー、バッテリーなど、機械加工されたモーターシャフトとプーリー以外は全て市販の部品と3Dプリンタで構成されているため、スタートアップや小規模な研究施設、教育機関など限られた予算で運営される研究チームでも気軽に利用することができる。


Boston Dynamics の4足歩行ロボット「SPOT」

3Dプリントされたボディと4本の足から構造される「Solo 8」の大きさは、胴体の長さ42cm×幅33cm、重さ2.2kgと軽量で、有線またはWiFiで制御することが可能。また、配線類は全て3Dプリントされたシェル内に収められるため、ケーブル類の露出などが無い構造になっている。さらに、必要な部品点数が非常に少ないため、高度な知識がなくても簡単にモジュールを組み立てることができる。

小さくて軽量化な「Solo 8」は、研究室などの狭いスペースでも研究者一人で制御することができる。この特徴は、学習アルゴリズムを実際のハードウェア上で直接テストする際に重要であり、迅速かつ安全にコストを抑えたテスト環境を構築する。

研究チームは次のステップとして、4足歩行ロボットの新しいバージョン「Solo 12」の開発を進めている。この「Solo 12」は、脚毎に3個づつ合計12個のアクチュエータを搭載。初期テストにおいては、前モデルよりも汎用性が高く、複雑な行動を幅広く実行できることが確認されている。


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