- 2019-11-4
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Desktop Metalは連続繊維複合材料用の新しいデスクトップ3Dプリンタ「Fiber」を発表
米国ボストンに拠点を置く3Dプリンタメーカー Desktop Metal(以下 デスクトップメタル)は、高解像度の連続繊維複合部品の3Dプリントを実現したファイバーデスクトップ3Dプリンタ「Fiber」シリーズを発表した。
「Fiber」は、FFF方式と「Automated Fiber Placement 以下 AFP」の小型化バージョン「Labeled Micro Automated Fiber Replacement(μAFP)」と呼ばれる技術に基づいた3Dプリンタで、高い強度と剛性に優れた工業グレードの連続繊維複合材料を使用して、高解像度の部品を製造可能にする。
2020年春よりサブスクリプションサービスを介して出荷を予定している「Fiber」シリーズには、上位モデル「Fiber HT」と、下位モデル「Fiber LT」の2つのバージョンをラインアップ。
上位モデルの「Fiber HT」は、多孔性が1%未満で、高度なマトリックスを使用して最大60%の連続繊維負荷の連続複合材と互換性があり、チョップドカーボンファイバーを充填したPEEKやPEKKフィラメントなどの高品質な材料を使用して、ESD準拠部品や難燃性部品(最高250℃の温度耐性を持つ部品)を製造できる。
一方、下位グレードに当たる「Fiber LT」は、より手頃な価格でAFP連続複合部品を3Dプリントするためのソリューションで、PA6熱可塑性樹脂に適した5%未満の気孔率を含む連続繊維材料を処理可能。両モデルのビルドボリュームは310mm×240mm×270mmで、6台または10台のプリンタを繋げたプリントファームが構成できるよう設計されている。
Fiber HTとFiber LTはどちらも、最低3年間利用の「Hardware-as-a-Service サブスクリプションプラン」が適用されており、「Fiber HT」が年間5,495ドルから「Fiber LT」は年間3,495ドルから利用することができる。
デスクトップメタルは、FFF方式3DプリントとμAFPテクノロジーを組み合わせた3Dプリントプロセスの利点と連続繊維材料を活用し、高剛性とリードタイムの短縮を必要とする重要な最終用途部品や治具工具、軽量コンポーネントを製造。自動車、電子機器、スポーツ用品、医療、教育/研究、海洋、航空などの業界での実装拡大を目指す。
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