2021-9-18
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Addionがストラタシスの3Dプリンタでリアルな眼球モデルを作製

医療モデルの製作を専門としたオーストリアの大手3Dプリントサービスプロバイダー Addion GmbH は、眼科用の革新的な手術モデルを製作するため、医療用モデルの外観や感触を忠実に再現可能なストラタシス（Stratasys）の高性能3Dプリントシステム「J750 Digital Anatomy」を採用し、超リアルな3Dプリント製眼球モデルを発表した。

Addion GmbHと、眼科用機器の設計・製造を専門とする企業 Eyecre.at は共同で、マルチマテリアル、フルカラーに対応した「J750 Digital Anatomy」を利用したこれまでにないレベルのリアルな眼球モデルを開発。従来の方法では実現できなかった高度な製品テストや手術トレーニングを改善することに成功。

眼球は水分を含み、非常に柔らかい組織であるため、既存の医療用スキャン技術では、眼球の解剖学的構造を容易に再現することは困難とされてきた。また、これまでの3Dプリント技術で作製された眼球モデルは、色、感触、複雑さなどを再現するための素材や色の選択肢が限られており、人間の目の解剖学的構造と正確に一致する高品質な眼球モデルを造ることは不可能とされてきた。
しかし、今回発表されたリアルな3Dプリント製眼球モデルがあれば、製薬会社はより良い医療機器を開発することが可能となり、医師達においては、複雑な目の手術のためのリアルな外科的シミュレーションを行うことができるようになる。