ポリマーAM市場が2030年までに年間550億ドルに成長

SmarTech、ポリマー3Dプリンティング市場が2030年までに年間550億ドルに成長すると予測

アディティブ・マニュファクチャリング(Additive Mmanufacturing 以下 AM)業界を専門に分析する米国バージニア州の市場調査会社 SmarTech Analysis(以下 SmarTech)は、AM製造の工業化における世界市場が2030年に550億ドル(約5兆9千億円)を超える市場に成長すると予測した最新のレポートを発表。この数字には、金属、セラミック、複合材を含むすべてのAM製造が含まれる。

SmarTechは、AM製造に関する4回目の年次市場調査を発表。
3Dプリンティング技術をベースとした最終製品生産の機会は拡大し、ポリマー3Dプリンティング市場は2020年までに117億ドル(約1兆2千5百億円)の収益を生み出し、2024年には240億ドル(約2兆5千6百億円)まで成長。その後の6年間を含む2030年末までに年間550億ドル(約5兆9千億円)市場へと成長すると予測している。

ポリマーベースの3Dプリンティング市場は過去2年間で大きく進化し、パウダーベッドフュージョン(Powder Bed Fusion 以下 PBF)、光造形、FDM、マテリアルジェッティングの4つは、現在のポリマー処理の主要な方法として分類されている。これには、CarbonのDLS(Digital Light Synthesis)や、HPのマルチジェットフュージョンなど、量産部品の製造に最適なハイスループットポリマーAMテクノロジーが含まれる。
中でもレーザービームおよび電子ビーム熱源方式(PBF)プロセスで使用される粉末材料(主にナイロン12)は、生産性と機械的特性に優れ、最終製品用途として最も有能であることがこれまでの実績からも証明されている。

AMテクノロジーによる大規模バッチ生産のニーズが増加するにつれ、PBF方式が主要なプロセスとして定着し、ナイロン12をメインとした粉末材料が最も消費される材料になる。
またSmarTechは、ポリマー3Dプリンティング市場の成長に最も関連する産業として、航空宇宙産業と自動車産業の2つに注目。この2つの作業は、2030年までに大規模な部品生産へと移行することが予測されている。

一般的な消費者向け製品が直接3Dプリントされるようになるにはまだ時間を要するが、すでに3Dプリンティング技術の活用が浸透している消費者セグメントである宝飾業界では、キャストおよび金型(3Dプリンティングによる間接生産)用途で3Dプリンティング技術の活用が定着するなど、一部のアプリケーションでは既に多くの部品がプリントされいる。

過去2年間でポリマーベースのAM製造は工業化に向け進化してきたが、ワークフローの自動化と最適化など、効率化の面で課題を残している。また、高度な連続製造へと進化しつづけるには、新たな材料の開発と最適化が重要であることを提示している。


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