エスラボ、3Dプリント量産「飛沫防止用フェイスシールド」製造開始

エス.ラボは3Dプリントフェイスシールドの量産を開始、200本を京都府⻑岡京市に寄贈

京都市伏見区に本拠を置く3Dプリンタ・卓上CNCフライス旋盤メーカー エス.ラボ(slab)は、新型コロナウイルス対応において医療現場で不⾜するフェイスシールドを供給するため、国内初の3Dプリンタによる本格量産技術を活用して、飛沫防止用フェイスシールドの製造を開始。その活動の一環として、地元⻑岡京市に200本のフェイスシールドを寄贈した。

同社は、今回の量産において、高速造形が可能な日本初のペレット方式3Dプリンタ「GEM シリーズ」を複数台連動させ、高速造形を可能にする「3Dプラント」を実用化。
3Dプラントにおける量産品として、慶應義塾大学SFC研究所ソーシャルファブリケーションラボで研究した、湯浅亮平 上席所員設計のフェイスシールドを量産することに成功した。

このフェイスシールドは、慶應義塾大学SFC研究所ソーシャルファブリケーションラボ(代表︓⽥中浩也 教授)の協⼒によるペレット式3Dプリンタによる製造を前提としてデザインされており、3Dプリントで造形できるスリットにシートを差し込み使用するタイプとなる。この方式はシートの取付が容易で、医療現場でのシールド交換作業の負担を軽減できる。
また、シート部の形状や傾きは、医療関係者からのフィードバックを基に改良を重ね、3Dプリントプロセスのみで生成が可能なデザインとして完成させた。

こうして改良を重ねデザインされたフェイスシールドは、一般的なフィラメント式3Dプリンタで約60分掛かる造形時間が、GEM シリーズでは、1/10の約6分で造形を終えることができる。

従来のFDM/FFF方式3Dプリント技術は、造形時間が⻑く材料費が高額なため、量産には不向きとされてきたが、射出成形などに使用される樹脂ペレットを使用できる同社の3Dプリンタ「GEM シリーズ」は、一般的なフィラメントタイプを凌駕する吐出量と材料コストの軽減を実現。

3Dプラントは、本格的な稼働により月産4万個のフェイスシールドを生産する能力を有しており、今後⼀般向けに750 円(税込・送料無料)で提供を予定している。


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