3Dプリンタとクリアファイルで造るフェイスシールド

3Dプリンタとクリアファイルで新型コロナウィルス感染症を防ぐフェイスシールドデータ無料公開

最先端の内視鏡診断、治療に必要となる革新的医療機器の開発をめざし、2008年に発足した大阪大学消化器外科内の研究グループ「ENGINE」を指揮する大阪大学の特任教授 中島清一氏は、3Dプリンタと文房具用クリアファイルを使用した医療関係者用の防護具を開発。そのフェイスシールドの3Dプリント用データを無償で配布することを発表した。

データの配布先
http://www.project-engine.org/faceshield.html

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の飛沫感染から医療従事者を守るための防護具は、3Dプリンタで製作可能なフレームに、市販のクリアファイルを装着するもので、より安価で手軽に入手することができる。

PLAフィラメントを使用してプリントしたフレーム

中島氏は、感染拡大に伴う防護具不足が深刻化するおり、眼鏡フレームの製造販売会社 シャルマンと協力し、2020年3月末からこのフレーム開発に取り組み、この短期間で完成させた。

フレームは、標準的サーズの「スタンダートタイプ」と、顔の小さな人や子供向けの「スモールタイプ」、クリップ着脱式「簡易タイプ」の3種類が用意されている。


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