ShapewaysとEOSは提携し装具および補綴物市場に進出

ShapewaysはEOSと提携し3Dプリント装具及び補綴用材料に「Nylon PA11」を追加

ニューヨークに本社を置く、3Dプリンティングマーケットプレイス大手Shapewaysは、AMソリューションの世界的リーディングサプライヤーであるEOSと提携し、3Dプリント製装具や補綴(プロテーゼ)市場への本格的な進出を開始した。

今回の提携を経てShapewaysは、同社のサービス材料のポートフォリオに安価で汎用性の高いナイロン素材「ナイロン PA11(Nylon PA11)」を追加。

SLS方式3Dプリンタで利用可能な材料「PA11」は、天然のひまし油を原料としており、弾性と耐衝撃性に優れたナイロン特性を有し、補綴(プロテーゼ)、ブレース、インソールおよび他の支持装置など、柔軟性と耐衝撃性を必要とするカスタマイズ部品の作成に適している。
また、ナチュラルな白色に仕上がるPA11は、従来のナイロン素材同様、簡単に任意の色に染色することもできる。

Shapewaysは、米国とヨーロッパの施設に設置されている「EOS P 396」3Dプリンタを使用し、医療用PA11部品の作成に対応する。ShapewaysによるPA11の提供は、装具や補綴物を作成するデザイナーや企業に対し、医療用3Dプリンティングへのアクセシビリティ向上につながる事が期待されている。


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