- 2020-4-15
- 最新情報
- COVID-19, Medical, 医療, 新型コロナウイルス感染症
A4用紙と簡単なテンプレートを使って作る、使い捨て紙マスク「printyourmask」
アメリカ合衆国に本社を置く大手コンサルティング会社 マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company, Inc.)のアソシエイトデザインディレクターである ジャーメイン・バーブラッケル(germain verbrackel)氏は、A4サイズ対応の2次元プリンタ、A4用紙、紐、テープだけで作れる使い捨て紙マスク「printyourmask」を発表した。
all images courtesy of germain verbrackel
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大により世界中で不足しているマスク問題。昨今、3Dプリント技術を利用したマスクなど、個人用防護具(PPE)開発が盛んに行われているが、ジャーメイン氏が公開したこのマスクは、ウィルスなどの侵入を防ぐものではなく、新型コロナウィルスへの感染の原因となる飛沫の投影から着用者を保護することを目的としている。
どちらかと言えば、呼吸用マスクではなくシールドに近いマスクだが、組立ての際に内部にキッチンペーパーやコーヒーフィルターなどテープで止めることで、僅かだが耐久性を向上させることもできる。
使用するのは、A4用紙、紐、セロテープのみ。公開されているテンプレートを利用して、2次元プリンタでA4用紙をプリント。プリントされた用紙には、折り目と折り方、組立て方がプリントされるため、手順に沿って簡単にマスクを作製することができる。
使い捨てマスクの主材料となる不織布が不足し、マスク不足解消には時間を要するが、短時間の外出程度で、あればこういった簡易的なマスクの活用も有効かもしれない。
関連記事
- 一枚のプラスチックから造るフェイスシールド
- フィルタ交換可能な3Dプリントマスク「PITATT 3D print mask」
- デジタルモールドで生産されたマスクストラップ販売開始
- 5秒で完成!3Dプリンタと真空成型機でPPEマスクを効率的に生産
- 世界初、FDAが3Dプリント製マスクを認証
- 3Dプリント非侵襲的PEEPマスクが人工呼吸器不足を軽減
- 抗菌作用フィラメント『MD Flex』販売開始
- 抗菌作用フィラメント「PLACTIVE AN1」
- 社内の3Dプリンタを活用して1日60セットの呼吸器を生産
- 人工呼吸器を開発するハッカソン「CoVent-19 Challenge」
- シーメンス、AMネットワークを医療機関に開放
- トヨタ、3Dプリンタを利用して医療用フェイスシールドを生産
- 3Dプリント非侵襲的PEEPマスクが人工呼吸器不足を軽減
- 欧州フィラメントメーカー、医療用3Dプリント材料を発売
- 人工呼吸器を開発するハッカソン「CoVent-19 Challenge」
- イグアス、3Dプリントマスクのデータを公開
- 3Dプリント技術を使用して授乳中にHIVウイルスを不活性化
- 免疫不全に苦しむ病気の子供向け3Dプリント玩具
- Fordは3Dプリンタで週10万個の医療用部品を製造
- 中国企業200台の3Dプリンタを導入し医療用ゴーグルを大量生産
- 医師が3Dプリントフェイスシールドのデータを公開
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp