OrganovoとBICO、3Dバイオプリンティングに関するライセンスを契約

オルガノボとBICO、3Dバイオプリンティングに関する特許のライセンス契約に合意

医学研究および治療用途向けの3次元人間組織を設計・開発する米国のバイオテクノロジー企業 Organovo(以下 オルガノボ)は、ライフサイエンス研究および3Dバイオプリンティング技術の商業化に焦点を当てた BICO(旧社名 Cellink)と、3Dバイオプリンティングに関する特許のライセンス契約に合意したことを発表した。

2016年に設立されたBICO(旧Cellink)は、世界をリードするバイオ・コンバージェンス企業であり、オルガノボは、バイオプリンティングのパイオニアである科学者であるGabor Forgacs氏と、クレムソン大学のThomas Boland氏による初期のバイオプリンティング研究を独占的にライセンスした企業である。設立後同社は、3Dバイオプリンタ分野における技術革新と共にバイオプリンティング分野の基礎となる特許を幅広く取得。この分野における影響力を拡大し、研究者や多くのユーザーの幅広いニーズに応えるため、これらの特許をバイオプリンタ開発者にライセンス供与することを目指している。

両社はこれまでに、幾つかの特許に関する法的抗争を展開していたが、今回の合意に基づきオルガノボは、特許の有効性に関する知的財産権侵害の可能性に関する民事訴訟をすべて棄却・終了。BICOとオルガノボは、この特許ライセンス契約により創出される有益かつ持続可能なソリューションのため、これまでのすべての請求、要求責任および金銭的負担から互いに解放された。


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