製薬会社と3Dフードプリンタメーカーが提携

キュリファイラボとNatural Machinesが提携し、オーダーメイド医療のための新たなプラットフォームを実現

フィンランドの首都ヘルシンキに本拠を置く薬品製造企業 CurifyLabs と、スペインのバルセロナに拠点を置くプリンタメーカー Natural Machines は、3Dプリンティングによるカスタマイズされた医薬品製造を可能にする技術開発における戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

「Compounding」とは、現在入手可能な医薬品では最適な治療ができない患者のため、個別に薬物治療を行うための手作業による調剤のことであり、現在多くの優秀な薬剤師が手作業で調剤を行っているが、品質管理が行き届かず、効率的な調剤に至らない場合がある。デジタルおよび自動化技術を用いてパーソナライズされた医薬品を製造するCurifyLabsは、3Dプリンタを活用し、薬局や病院における調剤プロセスを最適化・自動化する独自のソリューションの開発を目指し、2022年中にこのソリューションを世界規模で商業化するとしている。

CurifyLabsのCEOであるCharlotta Topelius氏は、次のように述べている。
「このパートナーシップにより、私たちは薬局での調剤のため、独自のMedicine-as-a-Serviceコンセプトを開発しており、Natural Machinesとのパートナーシップは、手頃で優れた3Dプリントプラットフォームを市場にもたらすと確信しています。我々は共に、地域密着型のオンデマンド医薬品製造を提供する個別化医療に革命を起こすことができます。」

Natural MachinesのCEOであるEmilio Sepulveda氏は「Natural Machinesは、3Dフードプリンタ(FOODINI)をベースに、食品分野とパーソナルケア分野のソリューションを提供していますが、今回の戦略的パートナーシップにより、新たに医薬品分野が加わることになります。このパートナーシップは、CurifyLabsの製薬分野における経験と最新動向を、当社の幅広い3Dプリント知識として活用し、製品のパーソナライゼーションという世界的なトレンドに沿った新しいソリューションを提供します。」と述べている。

3Dフードプリンタの購入に関するご相談について

Natural Machinesの3Dフードプリンタ「FOODINI」の購入およびレンタルに関するご相談は下記へ。
https://idarts.co.jp/3dp/3d-food-printing/

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