国防総省の機関が新しい3Dフードプリント食材を募集

DARPA、新しい3Dフードプリント用素材を開発するプロジェクト案を募集

米軍使用のための新技術開発および研究を行う米国国防総省の機関である米国防高等研究計画局(DARPA)は、新しい食用3Dプリント素材の提案を募集する中小企業イノベーション研究(SBIR)を発表した。


Photo : U.S. Army

革新的栄養製剤「SBIR」プログラムと名付けられたこのプロジェクトは、現場で収集した原料から大量の物資を迅速に生産するDARPAの自己完結型の統合システムによって作られたバイオマス(食品廃棄物等)を、安全で食用に適した食品に変えるための新しいアイデアを集めることを目的としている。DARPAの発表によれば、バイオマスの配合は、液体、固体、粉末、ペースト、インクのいずれか1種類以上の3Dプリント技術に対応している必要があるとしている。


Photo : DVIDS- Defense Visual Information Distribution Service

最終的にこの食用素材は、兵士や民間人が食べ物を簡単に入手することができない最前線やその他の災害地域での使用を想定している。米国軍は、異常気象や敵対勢力の奇襲など、あらゆる過酷な状況にも耐えることが求められるため、戦地で補給線が寸断され、兵站が確保できるまで兵士達が配給品で生活することも珍しくない。
DARPAのReSourceプログラムは、この問題に対処することを目的としており、地元の材料や廃棄物を使い、必要に応じてさまざまな製品を生産できる耐久性のあるシステムの開発に焦点を当てている。これらの製品は、水や一般的な食料品から、潤滑油や接着剤などの機能的な材料まで、遠隔地の部隊や人道的な救援活動を支援するために使用されている。


Photo : DARPA

DARPAによる「Innovative Nutritional Formulations(革新的栄養製剤)」プログラムでは、バイオマスをベースにした3Dプリンティング素材を評価するために必要な多数のテストを実施し採択される予定で、プリントされた食品は、味や見た目はもちろん、安全性を踏まえた化学的な分析も含めて審査される。

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