3Dバイオプリント乳房開発のため680万ドルを調達

ヒールシェイプは乳房インプラントの3Dバイオプリンティングを実用化するため680万ドルを調達

フランスのリヨンに拠点を置く3Dバイオプリンティング再生医療のスタートアップ Healshape(ヒールシェイプ)は、生きた患者の細胞を使った3Dバイオプリント乳房インプラントの開発に向けて、シリーズA資金ラウンドで680万ドル(約7億7千万円)を調達した。

世界保健機関(WHO)によれば、毎年世界で200万人以上の女性が乳がんと診断されており、毎年70万人近くが亡くなっている。乳癌と診断された人の約40%が、患部の乳房組織の一部または全部を切除する乳房切除術を受けている。しかし、現代の治療法では生存率が90%を超えているため、失われた組織を補うために乳房再建治療を受ける女性が増えている。

これらの乳房再建術の多くは、人工インプラントや他の人間や動物の軟組織マトリックスを使用するため、治癒過程を遅らせる可能性のある免疫反応のリスクが常に存在する。ヒールシェイプのバイオプロテーゼ技術は、吸収性ハイドロゲルをベースに患者の体から採取した生きた細胞培養を組み合わせて、自由な形状で3Dバイオプリントを行うことができる。インプラントが患者に移植されると、患者自身の体細胞からの脂肪の移動が豊胸手術のコロニー化を助け、ハイドロゲルすべてが徐々に吸収されて交換される間、本来の乳房組織に成長することを可能にする。このインプラントは、ほぼすべての形とサイズを3Dプリントすることが可能で、拒絶反応のリスクなしに、乳房のボリュームと乳頭・乳輪複合体の両方を再建するのに役立つとしている。

ヒールシェイプのCEOであるSophie Brac de la Perrière氏は「女性は6~9カ月で、バイオプロテーゼの痕跡を残さず、自分の乳房を取り戻すことができます。これにより、女性は再び自分の体に自信を取り戻すことができるようになります」と述べている。

ヒールシェイプの3Dバイオプリンティング技術は現在前臨床段階にあり、今後2年以内に臨床試験を開始することが予定されている。


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