4Kプロジェクター搭載の高精度3Dプリンタ

MiiCraft、高解像度プロジェクタ搭載の3DプリンタAdvanceとProfessionシリーズをリリース

台湾の3DプリンタメーカーMiiCraftは、歯科及びジュエリー用途に適した4K(3840×2160ピクセル)解像度プロジェクター搭載の最新3Dプリンタ「MiiCraft Profession DLP」とデュアル HDプロジェクター搭載の「MiiCraft Advance DLP」シリーズを発表した。

新たに追加された「MiiCraft Advance / Profession DLP」3Dプリンタシリーズは、同価格帯他社製品の約4倍のXY軸プリント面積と、2cm/hのZ軸プリント速度を実現する全層UV露光を備えたDigi-Optical技術を採用。高いプリント精度と工業グレードの性能を実現する同シリーズは、フォトポリマー樹脂で満たされた透明タンク上に全層4K解像度の画像をUV LED光源から投影する独自の光エンジンモジュールを備える。

専用エンジンを備えた同シリーズは、デュアル1080プロジェクターを搭載する『Advance 255』『Advance 205』と、4K HDプロジェクターを搭載する『Profession 250』『Profession 120』の4種類で、『Advance 255』はシリーズ最大の造形領域(255x235x190mm)を有し、一回のプリントで50本のデンタルアーチ製造が可能。プリンタのXY解像度は30〜125ミクロンで、『Profession 120』が最も高精度な造形に対応している。

付属する専用スライスソフトウェア「Utility」は、自動モデル配置や自動サポート、事前に定義されたプリントプロファイルなどの自動設定機能を備えており、迅速に3Dファイルの準備を完了するため、初心者ユーザーも容易に3Dプリントを実行することができる。
上級ユーザーについては、柔軟なカスタム設定機能を有しており、画像補正のためのアンチエイリアシング、樹脂収縮補正、エッジ強調、輪郭露光など、より高い精度を追求するユーザー向けの画像最適化ツールも提供されている。

MiiCraft Advance and Professionシリーズは、IP透明、BV022 IP 高耐性、BV023 IP耐久性のあるブラック、BV013BキャストHDブラックなど、歯科および宝石用途に最適化された4種類のエンジニアリンググレード樹脂をラインアップする他、サードパーティー製樹脂やソフトウェアをサポートするオープンシステムを採用しており、市場に出回る多種多様なフォトポリマー樹脂を利用することもできる。

  • Advance 255
    造形領域:255x235x190mm
    XY解像度:125um
    プロジェクター:Dual 1080P
    波長(LED):405nm
  • Advance 205
    造形領域:205x185x190mm
    XY解像度:100um
    プロジェクター:Dual 1080P波長(LED):405nm
  • Profession 250
    造形領域:250x140x190mmXY解像度:65um
    プロジェクター:4K Ultra HD
    波長(LED):405nm/385nm/365nm
  • Profession 120
    造形領域:120x67x190mm
    XY解像度:30um
    プロジェクター:4K Ultra HD
    波長(LED):405nm/385nm/365nm

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