後処理工程を完全自動化した初の3Dプリンタ

3Dプリント後の後処理工程を自動化した初のデスクトップタイプ3Dプリンタ『Structo Velox』

シンガポールに本拠を置く歯科用3Dプリントソリューションプロバイダ「Structo」は、後処理加工を自動化した世界初のデスクトップタイプ3Dプリンタ『Structo Velox』を発表した。

Structo Veloxは、既存のSLA(DLP)方式3Dプリンタを上回る高速スループットを実現したStructo社独自の3Dプリント技術「MSLA(Mask Stereolithography )テクノロジー」をベースに、3Dプリント、洗浄、硬化の3つの工程を自動化した完全自律型後処理システムを採用している。

世界初となるStructoの特許取得済み完全自律型後処理システムは、回転式コンベアー上にある「3Dプリント」「洗浄」「UV硬化」の3つの各工程を自動化する物で、ユーザーは専用材料カートリッジを本体にセットし、プリント用データをアップロードしてスタートボタンを押すだけで、3DプリントからUV硬化までの3Dプリントワークフローを完全自動化することができる。

前述の通り、Structo Veloxは使い切りタイプのカートリッジベースの材料を採用しているため、他社3Dプリント材料のように保管や面倒な管理作業を必要としない。

また同社は、この3Dプリントシステムに対応した幅広い材料を提供しており、手術用ガイド、歯科矯正モデル、金型フィッティングモデルまで、ほぼすべての歯科用3Dプリントモデルを生成することができるようになっている。

先に紹介したDWSのXCELL 6000のように、自動化された3Dプリントシステムによる効率化や低コスト化は、今後のデジタル歯科分野において必須となる可能性が有る。
3DSystems、DWS、Carbon、Formlabsなど、新旧入り混じりシェア争いが激しさを増す中、他社に先駆け口腔内スキャンから3Dプリントまでの工程をシームレスに移行させることに成功したStructo Veloxの3Dプリントシステムが、このシェア争いにどこまで食い込むことができるか注目したい。


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