- 2019-5-27
- 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, Direct Metal Laser Sintering, DMLS, GE, Pentagon, テクノロジー, フィラメント, 国防総省, 米軍, 粉末焼結, 軍事
米国軍事関連企業がGEと協力し地上戦闘車両用の金属3Dプリント部品を開発
GE Additive は、米国 General Dynamics の子会社で戦車や装甲戦闘車両などの軍用車両を製造する General Dynamics Land Systems(ゼネラル・ダイナミクス・ランド・システム 以下 GDLS)と協力し、世界初の地上戦闘車両用部品を3Dプリンタで製造した。
GDLSはGE Additiveと共同で、戦闘車両に搭載するチタン製ケーブルガードを開発し、GE AdditiveのAM(Additive Manufacturing)装置「Arcam EBM Q20plus」マシンで製造している。
AM技術によって一体化されたチタン部品は、18の鋼部品を溶接して製造されていた既存部品に置き換わる物で、従来部品と比較して約85%の軽量化を実現。
必要に応じて1点毎に製造が可能な3Dプリント部品は、従来の手法で製造される部品のように金型や在庫を必要としないため、コスト削減だけでなく、部品供給までのリードタイムを大幅に短縮することができる。即応性が求められる戦闘車両に対し迅速に部品を供給することで、車両の運用停止期間を大幅に短縮することが可能となる。
米国の地上戦闘車両に搭載された最初の金属3Dプリント部品
GDLSとGE Additiveは、戦闘車両に搭載する部品重量の削減、性能の最適化、リードタイムの短縮を通じ、AM(Additive Manufacturing/3Dプリンティング)技術によるアプリケーションを特定し、AM技術の導入を加速するため協力する。
関連記事
- GE、3Dプリント製ホイールをバージョンアップ
- オランダ空軍は修理業務にUltimakerの3Dプリンタを採用
- 岩国米軍基地のエンジニアは3Dプリンタで部品を開発
- 米空軍F-22戦闘機に3Dプリント部品を適用
- 米国陸軍は戦地の廃棄物から部品を3Dプリント
- GE Additive世界初の3Dプリント製チタンホイールを開発
- GEとArcamが新しいAM製造施設を開設
- ドローン製造に3Dプリンティング技術の活用を拡大
- AM市場は2024年までに356億ドルに達すると予想
- Siemensが巨大3Dプリント工場を発足
- 英国が官民共同でAM製造技術の開発拠点を開設
- Fordが3Dプリント技術を研究する先端製造技術センターを開設
- フォルクスワーゲンはHPの金属3Dプリンタで量産開始
- GEは3Dプリント製部品に関するFAA承認を取得
- BMWは3Dプリント技術で100万個超の自動車部品を製造
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp