人間サイズの部品を僅か数時間で3Dプリントする新技術「HARP」

ノースウェスタン大学は1時間で0.5メートルの高さのプリントが可能な3Dプリント技術を開発

ノースウェスタン大学の研究者は、わずか数時間で人間の大人程度のサイズの3Dオブジェクトをプリントできる次世代の超高速3Dプリント技術を開発した。

HARP(High-Area Rapid Printing)と呼ばれるこの新しい3Dプリント技術は、特許出願中の次世代バージョンのSLA(ステレオリソグラフィー)技術をベースに、1時間あたり約0.5メートル(457.2 mm)の記録的なスループットを実現。人間の大人の身長に相当する大型3Dオブジェクトをわずか数時間でプリントする。

過去30年に渡り行われてきた3Dプリンティング技術開発に対する取り組みは、過去のテクノロジーの限界を押し広げることを目的としてきたが、多くの場合、より大きな部品の生成に必要な速度、スループット、解像度を犠牲にしてきた。しかしHARPテクノロジーは、この様な妥協を一切せずに高解像度のスループットを高速に処理する。

プロトタイプのHARPプリンタは、609.6×381mmの大型プリントベッドを備えた高さ13フィート(3,962 mm)のシステムで、投影された紫外線を使用して、非粘着性の液体樹脂を硬化させてプラスチック部品を生成。このプロセスによって生成される部品は、他の3Dプリント技術と比べ機械的に堅牢で、自動車、航空機、医療機器、ファッションなどの単一で大きなパーツや多くの異なる小さなパーツを大量に一度でプリントすることができる。


硬く耐久性のあるオブジェクトに加え、柔軟な部品のプリントにも対応

大型または大量の部品を高速にプリントできるHARPテクノロジーは、高額な金型製造や部品在庫に必要な空間を排除。従来の製造プロセスに替わる完全なオンデマンド環境を実現し、物流コストを削減する。

開発チームを率いたノースウェスタン大学のChad A. Mirkin氏によれば、HARP 3Dプリンタは今後18カ月以内に、ノースウェスタン大学のスピンオフ企業 Azul 3D を通じて市販されるだろうと予測している。


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