砂材料から3Dプリントされたサウンドシステム

砂材料3Dプリント製サウンドシステム「IONIC SOUND SYSTEM」

チェコ共和国に拠点を置くオーディオ製品専門のデザインスタジオ DEEPTIME は、2019年に数量限定でリリースした、砂材料から3Dプリントされたサウンドシステム「IONIC SOUND SYSTEM」の本格的な市場投入を開始。

2014年、自動車業界で工業デザインを経験した二人のデザイナーMartin HrebenとOndrej Chotovinskyによって設立された DEEPTIME は、多孔質でもろく壊れやすいケイ砂(石英)を原料に、カスタムメイドされた硬化剤と顔料を使用し、バインダージェット3Dプリント技術によって高気密で共鳴のない筐体を造形する独自の3Dプリントプロセスを開発。2019年春、この技術を活用して造られた世界初となる砂原料3Dプリント製サウンドシステム「IONIC SOUND SYSTEM」(1618セット限定)をリリースした。
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「IONIC SOUND SYSTEM」は、有機的な美しさと型を必要としない工業用3Dプリント技術を組み合わせた製品で、コンパクトで継ぎ目のない砂ベースの筐体ながら、最大の音響パワーと最適な音質を提供するよう設計されている。また本製品は、産業用バインダージェット3Dプリンタをラインアップする ExOne の3Dプリンティング(AM)サービス施設にて製造されている。

2つのスパイラルスピーカー、Thunderstoneサブウーファー、ケーブル類を基本パッケージとする「IONIC SOUND SYSTEM」は、3,142ユーロ(約38万円 税別)から購入することができる。尚、システムは日本からも購入可能だが、別途送料が発生する(EU圏内は送料無料)。

日本語マニュアルも用意されており、ここからダウンロードできる。


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