3Dモデルを編集可能にするリバースエンジニアリング

複雑な3Dモデルをよりシンプルな形状に分割し編集可能にするリバースエンジニアリング技術

MITのコンピューターサイエンスと人工知能研究所(CSAIL)の研究チームは、既存の複雑な3DCADモデルをリバースエンジニアし、編集可能なシンプルな個々のパーツに自動変換する「InverseCSG」を開発。昨年12月に開催された「SIGGRAPH Asia 2018」で発表した。


複雑な3Dモデルをより単純な形式に分割

一般的な3Dプリント用ファイルフォーマットである「STL形式」のファイルは、三角メッシュから構成されており、形状が複雑になるほどメッシュの数が膨大となり、容易に編集することが困難となる。MITの研究者はこの問題を解決するため、入力された三角メッシュモデルを分割し、単純なプリミティブ形状(球、直方体、円柱、ドーナツ)、位置、方向および寸法を検出し、パラメータを含む編集可能なCSGプログラムに変換するアルゴリズムを開発した。

研究チームは「InverseCSG」を利用し、複雑さが異なる50種類のモデルでテストを実行。最大100個のプリミティブ形状から構成されるモデルを、リバースエンジニアリングできることを確認。いま現在このプログラムでは、上述した4つのプリミティブ形状(球、直方体、円柱、ドーナツ)しか検出できないが、チームは今後の目標として、プリミティブ形状、ノード、ツリーがお互いにどのように変更できるかを指示する演算子を拡張することを掲げている。

このツールが一般的に活用できるようになれば、オープンソースで公開される3Dプリント用モデルを修正したり、複雑な部分を3Dプリントしやすいパーツに分割したりすることが可能となる。


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