- 2022-6-6
- フィラメント・材料
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フィラメントの乾燥・保管・アニール処理を施すフィラメント収納乾燥台発売開始
APPLE TREE は、フィラメントの乾燥・保管・アニール処理を行うことで、造形時の残留応力を取り除くことができる「Creator4S専用フィラメント収納乾燥台」の発売を開始した。
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本製品は、フィラメントの乾燥、保管・収納だけでなく、樹脂に熱を加えることで残留応力を取り除き、樹脂の歪みや収縮などを抑える熱処理「アニール処理」にも対応したフィラメント収納乾燥台で、フィラメントの収縮や変形、割れを防ぐことが可能なため、造形への安定性を確保することができる。
吸湿性(水分を吸収しやすい性質)は3Dプリントの大敵であり、吸湿したフィラメントを使用するとモデルの品質が悪くなるだけでなく、材料本来の特性が失われてしまう。本製品は120℃まで加熱することが可能で、吸湿したフィラメントを簡単に乾燥させることができる。そのため、失ったフィラメントの特性を回復させることも可能。
プリントしたモデルの品質比較
下記画像の一方は吸湿したフィラメント。もう一方はその吸湿したフィラメントを乾燥ボックスで乾燥させた状態で造形を行い、それぞれのモデルの品質を比較したものである。
吸湿したフィラメントを用いてプリントすると、糸引きや積層割れ、表面が荒れたり材料本来の特性が失われるが、乾燥したフィラメントを使用すると綺麗な仕上がりになる。
シリカゲル乾燥剤は一年間利用可能
フィラメント収納ボックスにシリカゲル乾燥剤を配置することで、フィラメントを長期間保存することが可能。また、熱風を循環させることにより乾燥剤内の水分を取り除くことができる。
シリカゲル乾燥剤は1年間利用することができる
大容量の引き出し収納スペース
収納ボックスには1kgフィラメントが6リール、2kgフィラメントであれば2リールが収納可能。さらに、フィラメント収納乾燥台は3Dプリンターと合わせて使うことも可能で、移動式ラックを採用しているため、自由に移動させることができる。
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