3Dプリントセラミックブロックで構築した自然冷却システム

自然冷却システムを構築するため積み重ね可能なセラミック部品を3Dプリント

イスラエルのデザイナーバット・エル・ハーシュ(Bat el Hirsh)氏は、3Dセラミックプリント技術を使用して「Earthenwind」と名付けられた新しい建築作品を発表した。

小さな3Dプリント製セラミックブロックから構成されるこの構造物は、古代の中東地域で利用されていた伝統的な粘土ベースの冷却および換気構造にヒントを得て開発された物で、太陽からの強い日差しを遮り、自然冷却機能により乾燥した暑い空気を涼しくすることができる。

3Dプリント製セラミックブロックは、ファサードに装飾的な要素を加えるだけでなく、適度な湿気を含む粘土特有の性質を利用して、空洞化されたブロック内部を抜ける風により冷却や換気機能を提供する。

この3Dプリントセラミックブロック構造は、地元の土壌から採取した泥を3Dプリント材料とすることで、材料コストや物流の削減と建築廃棄物の軽減を可能にする。


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