- 2019-11-24
- 最新情報
- 3DFS, 3DPrinting, 3Dプリンティング, 3Dモデリング, ARMY, FDM, FFF, filament, テクノロジー, フィラメント, 米軍, 航空機
ライス大学の研究グループはプラスチック材料で3Dプリントされた超硬質の防弾オブジェクトを作製
米国最難関校の一つ、テキサス州ヒューストンにあるライス大学の研究者グループは、3Dプリンティング技術を用いて、弾丸に耐えることができる複雑な構造のポリマーキューブを作製した。
架橋カーボンナノチューブの理論構造であるチューブランに基づいたポリマー構造キューブは、さまざまなパターンの多数レイヤーから成るエアポケットで満たされた精巧な構造により、同じプラスチック製の固体ブロックよりも10倍優れた弾道停止能力を有している。
金属やセラミックの代わりに安価なプラスチックから生成される多孔質の格子ブロックは、優れた圧縮率を誇り、圧力を受けてもバラバラに割れることない。
通常のプラスチック素材から生成された3Dプリントキューブは、グループで実施したテストにおいても2番目の層で弾丸を止めた。
軽量で耐荷重性に優れ、防弾性能をも備える特性を有する格子構造は、建設、航空宇宙、自動車、スポーツ、パッケージングおよび生物医学アプリケーション向けの新たな製品の開発につながるとして期待されている。
関連記事
- メイン大学、世界最大の3Dプリントボートを製造
- 米軍が世界最大・最速の金属3Dプリンタ開発に投資
- Ultimakerのオープンソースフィラメント対応プログラム
- デスクトップ型3Dプリンタ「Ultimaker S5」レビュー(PR)
- Ultimakerの最新3Dプリンタ「S3」と「S5 Pro Bundle」をリリース
- F-35戦闘機製造に3Dプリント技術を活用
- 米海軍メタル3Dプリント部品の採用を拡大
- フランス軍がスペアパーツ製造に3Dプリンタを導入
- 世界初、戦闘車両用部品を3Dプリンタで製造
- オランダ空軍は修理業務にUltimakerの3Dプリンタを採用
- 岩国米軍基地のエンジニアは3Dプリンタで部品を開発
- 米空軍F-22戦闘機に3Dプリント部品を適用
- 米国陸軍は戦地の廃棄物から部品を3Dプリント
- GE Additive世界初の3Dプリント製チタンホイールを開発
- GEとArcamが新しいAM製造施設を開設
- GEは3Dプリント製部品に関するFAA承認を取得
- BMWは3Dプリント技術で100万個超の自動車部品を製造
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp