液体ゴム製3Dプリントシューズ

シューズメーカーNative ShoesはMITと協力し液体ゴム製の3Dプリントシューズを開発

カナダのシューズメーカー Native Shoes は、MITの研究グループ MIT’s Self-Assembly Lab とカナダ・バンクーバーの大学 Emily Carr University of Art + Design のチームと協力して、新しいタイプの3Dプリントシューズを開発した。

「Liquid Printed Natives」と呼ばれるこのプロジェクトは、MIT’s Self-Assembly Labが開発した革新的な液体3Dプリント技術「rapid liquid printing process」をベースに、サスティナブル(持続可能)なフットウェア生産のための液体ゴム3Dプリンティングの機能を実証するため展開されている。

共同チームは、Emily Carr University of Art + Designが開発したパテントレザーに似た黒いリサイクル素材と、液体3Dプリンティング技術を使用して「Audrey」および「Jefferson」の二つのデザインの3Dプリントシューズを制作。液体3Dプリンティング技術は、SLA方式やSLS方式を利用した従来の3Dプリントシューズ(関連記事はこちら)とは異なり、サポート用のゲルが入ったバット内で液体プラスチック材料を堆積し、ソールとアッパーを含むシューズ全体を単一のピースで製造する独自の3Dプリントプロセスを用いている。

Native Shoesは「Live Lightly」というコンセプトを元に、サスティナブルな素材を使用して、快適で軽量なオリジナルフットウェアを製造しており、顧客が履き古したシューズを新しいプロジェクトや製品にリサイクルしている。この3Dプリントシューズに使用されている材料のほとんどがリサイクルされた材料で、サポート用ゲル材料も再利用される。

研究チームは現在、市販化に向けてシューズ3Dプリント用の素材を調整している。


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