新型コミュニケーションロボット「BOCCO emo(ボッコ エモ)」を開発するユカイ工学がシリーズAラウンドで総額5億円を調達
コミュニケーションロボットやIoTプロダクトの企画、製造、販売を主体に事業展開を提供するユカイ工学は、東京瓦斯(東京ガス)、フュートレック(以下 フュートレック)、日本ベンチャーキャピタル(以下 NVCC)、環境エネルギー投資(以下 EEI)の4社から、事業拡大加速資金として合計5億円の出資を調達。この調達によりユカイ工学の累計調達額は約6億円となる。
ユカイ工学は、今回出資した東京ガス、フュートレック、NVCC、EEIの4社と共に、ユカイ工学の技術を活用したビジネス開拓に取り組み、さらなる事業拡大を進める。
資金調達の背景・狙い
ユカイ工学は2007年に創業「ロボティクスで、世界をユカイに」をビジョンに掲げ、家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」をはじめ、人の生活に寄り添うユニークな製品を開発し続けているベンチャー企業である。今期からは「kurikit(クリキット)」というシリーズの教育事業を立ち上げ、初めてのロボット制作やプログラミングの技術学習を目指す全ての人に向け、楽しみながら気軽に「学び」にチャレンジできる体験を提供している。
コミュニケーションロボットの市場規模は、2025年に2兆円に達すると予測されており、2018~2019年に同社も複数の企業様と「BOCCO」を用いた実証実験を共同で実施。そこで見えてきたのは、たった数か月で「BOCCO」が人々の生活の一部に溶け込み「無くてはならない存在になっている」事であり、確かな手応えを感じた東京ガス等と、高齢者や子育て支援の実サービスを開始。そして今、立ち上がりつつあるその市場を見守り含め、他の利用シーンに一気に拡大するため、パートナー企業との長期的かつ戦略的提携が必須と考え、今回第三者割当増資による資本提携を締結した。
今回の増資に伴い調達した資金は、同社のビジョンの実現に向けたロボティクスに関する研究開発や人材の採用・育成に充当される。資本提携を行った各社とは事業連携をより強化することを通じて、将来的には上場を目指す。
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