Rocket Lab、3Dプリント製エンジン搭載ロケットの打ち上げに成功

Rocket Lab、3Dプリント製ラザフォードエンジンを搭載したロケットの12回目の打ち上げを完了

宇宙産業ユニコーンのスタートアップの1つである Rocket Lab は「Don’t Stop Me Now」と名付けられたミッションで、3Dプリント製ラザフォード・エンジン搭載のロケットの打ち上げを完了。ロケットは予定通り、2020年6月13日にニュージーランドの「Rocket Lab Launch Complex 1」から打ち上げられ、搭載する人工衛星の軌道投入に成功した。

Rocket Labは、同社の「Electron」ロケットの推進システムであるラザフォード・エンジンの生産に大規模な3Dプリント(Additive Manufacturing)技術を活用。
新たなミッション「Don’t Stop Me Now」では、NASAが展開する大学、高校、非営利組織によって構築された衛星プロジェクト「CubeSat Launch Initiative(CSLI)」の一環として、ボストン大学の電気・機械工学部によって造られた「ANDESITE(Ad-Hoc Network Demonstration for Extended Satellite-Based Inquiry and Other Team Endeavors)」と、米国国防総省の諜報機「アメリカ国家偵察局(National Reconnaissance Office 以下 NRO)」が設計・製作・運用した3つの衛星や、ニューサウスウェールズ大学(UNSW)キャンベラ宇宙センターとオーストラリア政府が共同で開発した人工衛星「M2 Pathfinder」など、いくつかの小型衛星を打ち上げた。

Rocket Labは、3Dプリンティング技術を活用することで、低コストで小型衛星を打ち上げるために合理化された商業的アプローチを提供する。


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