宇宙空間用リサイクル3Dプリントシステム

再利用プラスチックから3Dプリント部品を生成するリサイクル装置「Refabricator」

NASAは、シアトルに本拠を置く宇宙技術会社Tethers Unlimited Inc.(以下 TUI)と協力し、廃棄プラスチックからリサイクル材料を生成し3Dプリントする「Refabricator」システムを開発。
2018年に国際宇宙ステーション(ISS)へ設置し、宇宙空間(微小重力空間)でテストを行う計画を発表した。

NASAとTUIが開発したリサイクル装置「Refabricator」

宇宙船で必要な部品やツールを地球上から補給するには、大変なコストと時間を必要とするが、Refabricatorは、廃棄される予定のプラスチック類からリサイクル材料を生成し、必要な部品類を3Dプリンタで製造するため、従来の補給システムとは全く異なる方法で必要な物資を得ることができる。

2015年にNASAから約75万ドルの資金提供を受け、同システムを開発してきたTUIは、2018年にリサイクル装置「Refabricator」をISSへ向けて運搬する計画を発表している。

ISSへ運ばれたRefabricatorは、Made in Space社のAMF3Dプリンタと組み合わせ、メンテナンス用工具や医療器具など、さまざまな部品の製造テストを行う予定となっている。


Made in SpaceのAMF3Dプリンタ

ISSに設置されたRefabricatorは、地上のオペレーティングセンターから専任のオペレーターにより操作されるため、宇宙飛行士達は他のミッションにより多くの時間を費やすことができる。

現在のリサイクル3Dプリントシステムはプラスチック素材をベースとしているが、将来的には金属部品の製造にも対応させ、より多くの廃棄物をリサイクルできるよう研究がすすめられている。


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