10代女子向け3Dプリント・STEMキャンプ開催

Robotics Institute、10代女子学生向け3Dプリンティング&STEMトレーニングキャンプを開始

ドイツを拠点とする Robotics Institute(以下 ロボティクス研究所)は、多様化する教育改革の一環として、10代の女子学生向けに3DプリンティングおよびSTEMトレーニングの提供を開始。

Additive Manufacturing(3Dプリンティング)は、男性を中心とした技術分野であり、女性の活躍機会が非常に少ない。若い世代、特に女子学生への関心を高めるため、ロボティクス研究所はハンブルグ工科大学(TUHH)と共同で、10代の女子学生を中心とした2つのサマーキャンププログラムを提供する。

ベーシックキャンプ
2019年6月29日~7月6日の期間に開催される「ベーシックキャンプ」は、14歳~17歳の男女を対象としたキャンプで、Arduino、ロボット、3Dプリント、レーザーカットなどの多様なシステムの構築と、CADベースのプログラミングの知識を身につけることができる。

アドバンスキャンプ
2019年7月6日~7月20日で開催される「アドバンスキャンプ」は、15歳~18歳までの女子学生のみを対象とした高度なキャンプで、ベーシックで学んだことに加え、金属3Dプリントなど、Additive Manufacturing(3Dプリンティング)に関する専門的な教育を受けることができる。これには、EOSなどドイツを代表するAM企業も協力しており、航空宇宙分野などを手掛ける大手工業会社にも訪問を予定している。

 

ロボティクス研究所が取り組む3つの分野

  • 創造性を活かしながら、コンピュータサイエンス、電気工学、CADベースのプログラミングの基本原則を教える
  • 10代の少女達が、他国の同じような少女と出会い、個人的なネットワークを強化できるようにする
  • ロボット工学を使い、世界をより良い場所にする方法を学べるようにすること

キャンプ全体の目的は、女子学生達に自信を与え、ロボット工学または3Dプリンティングに関連するキャリアを選択する能力を高めることにある。

ドイツ最古の工業大学であるカールスルーエ工科大学で工学を学ぶ生徒17,000人の内、約90%が男子生徒であり、未だSTEM関連分野においてキャリアを選択する女子学生の比率は低い。他の国々、特にスペインと南ヨーロッパでは男女格差がそれほど大きくないが、全体的にみればまだまだ若い女子学生が高度なSTEM教育環境に接する機会は少ない。
若い女子学生に向けたキャンプは、単に3Dプリンティングに関する技術トレーニングを実施するだけでなく、同分野に興味を持つ仲間達との国際的なネットワークを提供することで、様々な課題を克服することを目指している。

2018年夏、ハンブルグ工科大学で開催された最初の女子学生向けSTEMキャンプ開催後に実施されたアンケートでは、2/3の生徒が「女子だけのクラスの方が、自信を持って発言しやすい。」と回答。学術的に優れ、高い社会性を有する者ほどその傾向が強かった。

2019年版のキャンププログラムはすでに締め切られているが、最先端のSTEMコースへの参加に興味を持つ若者は、来年もここから申し込むことができる。


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