- 2021-9-3
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NOD、生分解性素材の酢酸セルロースを使⽤した大型3Dプリント家具を発表
建築・不動産・飲食など様々な事業を展開する NOD は、ネクアス、Boolean と共同で「⾃然と⼈間のつながりを捉え直し、有限の資源を利活⽤する循環型都市を実現する」プロジェクト『Recapture』を8⽉31⽇より開始。第⼀弾として、ネクアスが開発した生分解性酢酸セルロース素材「NEQAS OCEAN」を使用した大型3Dプリント家具を発表した。
「Recapture」は、酢酸セルロースをはじめとした⽣分解性バイオマス素材や有機廃棄物などを3Dプリンタによって加⼯・再利⽤し、 循環型の都市づくりを⽬指すプロジェクト。これまでの都市空間を構成する要素の多くは、使い終わった後、廃棄や取り壊しをするのが一般的だが、再利用可能な素材を柔軟なデザインが可能な3Dプリンタを活用し加工することで、作り手がクリエイティビティを発揮しつつ、素材の面から環境負荷の低い都市づくりを目指すとしている。
「捉え直す」という意味を持つ「Recapture」は、⼈間と⾃然の関係、素材の持つ可能性、都市のあり⽅ など、様々なものを捉え直すことを通じて、未来を創造するという思いを込めて名付けられた。
酢酸セルロースを使用し、自然に還る大型3Dプリント家具は、酢酸セルロースをベースとした「NEQAS OCEAN」を素材としている。この酢酸セルロースとは、木材繊維や綿花等、自然由来の資源を用いた素材で、⾼い⽣分解性を持ち、使い終わった後は⼟に埋めたり、海中に沈めることで、⽔と⼆酸化炭素に分解される。酢酸セルロースの⾃然界における分解速度は1年から3年とされており、10年から100年か けて分解される汎⽤樹脂よりも 、早い循環サイクルでの利活⽤が可能。本プロダクトに使用している 「NEQAS OCEAN」は、酢酸セルロースに可塑剤などを独自技術で配合した、熱成形可能なセルロース系バイオマス素材で、可塑剤には、食品添加剤や宇宙食にも使用される自然、人体への影響のない素材を使用。
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