- 2019-4-16
- 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, AIRBUS, CAR, Direct Manufacturing, Direct Metal Laser Sintering, DMLS, FDM, FFF, filament, GE, SLS, tech, テクノロジー, フィラメント, 工業製品, 粉末焼結, 自動車, 航空機, 試作, 造船
フィリピン政府はASEAN内で競争力を高めるため、2つのAM研究施設を開設
フィリピン科学技術省(以下 DOST)は、自国におけるアディティブ・マニュファクチャリング(Additive Manufacturing 以下 AM)製造技術発展のため、2つの3Dプリンティング研究施設を開設することを発表した。
DOSTは、自動車、航空宇宙、防衛、生物医学、ヘルスケア産業のにおけるAM製造技術の発展を支援し、東南アジア諸国連合(ASEAN)内にてAM製造を実践している他国を追い越すため、アディティブ製造研究所(Additive Manufacturing Research Laboratory 以下 AMREL)とアディティブ・マニュファクチャリング・センター(Additive Manufacturing Center 以下 AMCen)の2つの新しい3Dプリンティング研究及び製造施設を開設する。
最新の3Dプリンタなどを設置する予定のAMRELは、フィリピンで最初のAM研究所であり、新しい材料の開発やテスト、ラピッドプロトタイピング、ツーリング、AM製造におけるプロセスや特性評価などが行われる。
一方AMCenは、DOST産業技術開発協会(DOST-ITDI)によって管理される、AM造形用新材料の設計、開発、試験を行う実験施設「MATDEV(Multiple Materials Platform for Additive Manufacturing)」と、AM造形技術を用いた革新的製品開発のための高速プロトタイピングを研究する「RAPPID-ADMATEC」の機能を有している。
DOSTによって設立される施設は、AM技術をリードする欧米諸国と協力し発展を続ける、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシアなど、ASEAN諸国におけるAM産業の発展に貢献すると共に、自国における最先端技術が研究機関が増え、さらなるイノベーションへと発展することに期待している。
関連記事
- ドイツ大手企業がシンガポールにAM技術研究施設を開設
- 英国が官民共同でAM製造技術の開発拠点を開設
- Audi生産ライン効率化のため3Dプリンタの使用を拡大
- 3Dプリントシューズの売上げが年間65億ドルに成長
- GEとArcamが新しいAM製造施設を開設
- AM市場は2024年までに356億ドルに達すると予想
- HPは過去1年で1000万点以上の3Dプリント部品を製造
- Siemensが巨大3Dプリント工場を発足
- カタール航空、大型3Dプリント部品を旅客機に採用
- ドローン製造に3Dプリンティング技術の活用を拡大
- NASAはロケット部品用3Dプリント合金材料を開発
- ブガッティが3Dプリント部品の採用を拡大
- フランスに大規模なAM製造キャンパスが開設
- Fordが3Dプリント技術を研究する先端製造技術センターを開設
- 英国に完全デジタル化されたEV生産工場設立
- 完全自動化された金属3Dプリントシステム
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp