- 2018-11-26
- 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, Bugatti, CAR, Direct Manufacturing, Direct Metal Laser Sintering, DMLS, Mercedes Benz, Porsche, SLS, テクノロジー, リバースエンジニアリング, 粉末焼結, 自動車, 表面仕上げ
メルセデス・ベンツが3Dプリント技術を活用したクラシックカー用部品の製造を開始
メルセデス・ベンツはダイムラーの研究グループと共同で、メルセデス・ベンツの一部のクラシックカー用スペアパーツを3Dプリンタで製造している。
「Future meets classic」と呼ばれる試みの中でダイムラーとメルセデス・ベンツは、クラシックカー「300 SLクーペ(W198モデルシリーズ)」「SLロードスター」他、2つのEクラス(W110とW123)とラグジュアリーモデル(W111とW112)の部品を3Dプリンタで製造。何れも、メルセデス・ベンツクラシックセンターで3Dプリントされている。
3Dプリント製「300 SLクーペ」用ミラーベース
300 SLクーペに適用される3Dプリント部品は、クロムメッキを施したアルミニウム合金製の3Dプリント・インサイド・ミラーベースで、新たに製造されるミラーベースは、現代の道路安全基準に適応するため、オリジナルの107.5mmから42.5mm延長され、後部の視界を改善するようデザインの一部が修正されている。また、300SLクーペとSLロードスター用に提供されるスパークプラグホルダーには、ポリアミド(PA12)製の3Dプリント部品を適用。
3Dプリント製プラグホルダー
Eクラス(W110とW123)とラグジュアリーモデル(W111とW112)でサンルーフを備えるモデルについては、サンルーフ用ローラーにポリアミド(PA12)製の3Dプリント部品が使用され、2018年末からGermersheimの中央倉庫を通じて、あらゆるサービスパートナーから入手することができようになる。
自動車分野においては、ドイツのスポーツカーメーカー「Porsche」のクラシック専門部門である「Porsche Classic(ポルシェクラシック)」が、スペアパーツの入手が困難なクラシックカーのスペアパーツ供給問題への解決策として3Dプリンタを活用している。
2016年以降、3Dプリント技術を用いて製造されている商用車用部品を提供するメルセデスは、部品調達が困難な旧型トラック部品などの一部車両に3Dプリント製部品の採用をはじめている。
ソース:Mercedes-Benz
関連記事
- メルセデスは金属3Dプリンタで部品製造
- ダイムラー・バスは3Dプリンタで部品製造
- ポルシェ旧車部品を3Dプリンタで生産
- BMWは3Dプリント技術で100万個超の自動車部品を製造
- GE Additive世界初の3Dプリント製チタンホイールを開発
- 3Dプリント製電気自動車で南極大陸を走破
- Desktop Metalが世界最速金属3Dプリントシステムを発表
- 英国に完全デジタル化されたEV生産工場設立
- MINIは3Dプリント部品搭載の限定モデルを発売
- BMWの次世代EV車「iNEXT」は3Dプリント部品を装備
- フォルクスワーゲンはHPの金属3Dプリンタで量産開始
- 3Dプリント部品を備えた新型ブガッティ「Divo」
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp