- 2019-8-9
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“未来のふつう”となるアイデア・製品を具現化!日本最大級の自作ハードウェアコンテスト 「GUGEN2019」作品募集開始
「P板.com(ピーバンドットコム)」を運営するピーバンドットコムは、実用性や商品性の高い自作ハードウェア作品を表彰する作品数日本最大級のコンテスト「GUGEN2019」の募集を2019年7月26日(金)から11月5日(火)までの期間で開始した。
GUGENとは
GUGENは、国内で初めてプリント基板ネット通販を行なった「株式会社ピーバンドットコム」が主催する、ハードウェアものづくり活動を推進する取り組みで、GUGEN(ぐげん)の主題は「ユーザーの問題を解決し『未来のふつう』と成るであろう製品やサービスを、具現(GUGEN)化すること」
GUGEN2019コンテスト 展示会・授賞式について
2013年からはじまった「GUGEN」も今年で7年目、前身となる「電子工作コンテスト」から数えて11年目となり、これまで数多くの実用性や商品性の高い作品・アイデアを表彰してきた。今年も新たなサービスや事業や産み出していくための『電子電機ものづくり』をテーマとし、実用性・商品性の高いハードウェアの募集と選考コンテストを行う。
最終審査の当日「GUGENコンテスト展示会・授賞式」は、「見て、聴いて、触って、楽しむことのできる体験型展示会」として開催し、下記の審査基準を元に厳正に審査を行い、受賞作品を選定。
- 課題解決性 :世の中に存在する課題を解決するためのアプローチを行っているか。※2
- 実現性 :製品として実現できるモノか。
- 革新性 :価格や素材など、現存する製品との違いがあるか。
- 意匠性 :操作性、使い易さを考慮しつつ、形状、色、素材が素晴らしいモノか。
- キャラクター性:製作者のスキル、熱意、思考から今後フォローしたいか。
参考:持続可能な開発目標(SDGs)とは?: https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
昨年の受賞作品
大賞作品「Knotty」
スイッチのブロックとアウトプットのブロックとを「魔法のひも」でつなげると、誰もが簡単にオリジナルのおもちゃを発明することができる作品です。子供が自分自身でテクノロジーと向き合い、探究し、自分なりの使い方を発見することができるようになります。世界中の子供達に「つくる喜び」を与えてくれる「魔法の製品」としての期待が高く評価されました。
優秀賞「elet」
誰もが簡単に電気を売買できるようにするためのIoTプラットフォームです。専用のコンセントを設置するだけで電気を売ることができ、電気を購入する側はコンセントに記載されているQRコードを読むことでLINEや仮想通貨で簡単に支払いが可能となります。今後モバイル化が進む上でのバッテリー充電の課題解決として期待が持てます。
優秀賞「小型軽量の小児用の電動義手」
成人用の電動義手であるFinchをベースに作られた小型軽量の小児用電動義手です。日常生活、学習、遊びの場面で、必要に応じて道具として使う、というコンセプトにもとづいて開発されており、使っている子供たちのことを考えて楽しく使えるモノという着眼点が評価されました。
作品応募条件および審査概要
- オリジナルのハードウェア作品であること(市販のキット、マイコンを活用した作品でもかまいません)
- 使う人、見る人に「楽しさ」「便利さ」などのメリットを提供できる作品であること
- 未発売の作品であること(クラウドファンディングなどでの活動中の作品は応募可能)
- 個人・グループ・法人は問いません
- 作品のジャンルは自由(例:デジタル機器/ファッション/住まい/食育/エンターテイメント/音楽/おもちゃ/アート 等)
賞金・賞品
- 大賞 :100万円(現金50万円+プリント基板・電子部品50万円相当)
- 優秀賞 :20万円(現金10万円+プリント基板・電子部品10万円相当)
- Goodアイデア賞:10万円(現金5万円+プリント基板・電子部品5万円相当)
- 他、「スポンサー賞」「ほしいね賞」「学生賞」(賞品は後日発表)
※プリント基板と電子部品は、コンテスト後、商品化のための開発が進む際に支給。
大賞ノミネート作品6点はBOOSTER STUDIOで出展可能
GUGEN2019において大賞ノミネート作品6点は、2019年11月下旬に渋谷パルコにオープンするテストマーケティングに特化したショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」での出展権利を得ることができる。
募集概要
募集期間:2019年7月26日(金)~2019年11月5日(火)(一次審査発表:11月中旬)
審査員:後日発表
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