- 2019-4-21
- 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, ARCAM AB, CAR, Concept Laser, Direct Manufacturing, Direct Metal Laser Sintering, DMLS, GE, SLS, テクノロジー, 工業製品, 粉末焼結, 自動車, 航空機
GEは三菱商事テクノスとAM製造事業における業務提携とコンセプトレーザー代理契約を発表
GE Additive(以下 GEアディティブ)は、三菱商事テクノスと業務提携を開始し、同社をGEアディティブ傘下コンセプトレーザー社製レーザービーム方式(DMLM)金属3Dプリンタの、日本総代理店に指定。この契約により、3Dプリンタを活用したアディティブ(アディティブ・マニュファクチャリング 以下AM)製造導入への国内の関心とニーズの高まりに対応する。
GEアディティブは、金属3Dプリンタや造形材料のほか、企業へのアディティブ製造技術の新規導入を加速させるため、アディティブ製造のコンサルティング・サービス「AddWorks」を提供している。今回の契約対象となるコンセプトレーザー社製の金属3Dプリンタは、レーザービーム方式(DMLM)のプリンタで、金属粉末の層を溶かすためにレーザーを使用し、3D CADファイルから直接プリントすることにより、複雑な形状を正確に造形。GEアディティブは、このほかにアーカム社の電子ビーム方式(EBM)の金属3Dプリンタを有しており、引き続きGEアディティブおよび既存の代理店経由にて販売する。
GEアディティブ日本統括責任者であるトーマス・パンは次のように述べている「国内のアディティブ製造への期待と関心の高まり、それに伴う金属3Dプリンターへの旺盛な需要に対応するため、三菱商事テクノスと協力できることになり、大変うれしく思います。工作機械の販売や工場設備の提供などを幅広く展開される同社との協働で、航空宇宙、自動車、重工業をはじめとする様々な産業に、アディティブ製造がもたらす効果と無限の可能性をこれまで以上に積極的に紹介して参ります」
三菱商事テクノスの代表取締役社長依田智樹氏は「世界では急速にアディティブ・マニュファクチャリング市場が拡大しております。その業界を牽引するGEアディティブと業務提携できたことを非常に誇りに思っております。GEは装置のプロバイダーであるだけでなく、エンドユーザーとして長年3Dプリンティングを製造現場で利用し蓄積してきた実用的なノウハウを提供できる『ユーザー・セラー』であり、国内ネットワークが豊富な当社と協業することで国内のお客様へも最適なソリューションを提供できると自負しております。アディティブ・マニュファクチャリングは製造業に破壊的革新をもたらす可能性を秘めており、当社としても業界のニーズに応えられるビジネス基盤をいち早く築き、ものづくりの発展に貢献していく所存です」と述べている。
GEアディティブは、2018年1月に国内での事業部を発足。同6月に事業の本格始動を発表。業界の有力調査会社のSmarTech Publishingによれば、世界のAM製造市場への投資は今後10年で2,800億ドル以上に拡大すると見込まれている。GEアディティブは、航空宇宙、自動車、重工業をはじめとする主要産業を中心に、日本国内の企業に対して直販および国内の代理店を通じて金属3Dプリンタと造形素材の販売、コンサルティングサービスを提供。
関連記事
- フィリピン政府が3Dプリンティング研究施設を開設
- フランスに大規模なAM製造キャンパスが開設
- ドイツ大手企業がシンガポールにAM技術研究施設を開設
- 英国が官民共同でAM製造技術の開発拠点を開設
- Audi生産ライン効率化のため3Dプリンタの使用を拡大
- 3Dプリントシューズの売上げが年間65億ドルに成長
- GEとArcamが新しいAM製造施設を開設
- AM市場は2024年までに356億ドルに達すると予想
- HPは過去1年で1000万点以上の3Dプリント部品を製造
- Siemensが巨大3Dプリント工場を発足
- カタール航空、大型3Dプリント部品を旅客機に採用
- ドローン製造に3Dプリンティング技術の活用を拡大
- NASAはロケット部品用3Dプリント合金材料を開発
- ブガッティが3Dプリント部品の採用を拡大
- フランスに大規模なAM製造キャンパスが開設
- Fordが3Dプリント技術を研究する先端製造技術センターを開設
- 英国に完全デジタル化されたEV生産工場設立
- 完全自動化された金属3Dプリントシステム
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp