Formlabsは次世代3Dプリント技術搭載「Form 3」「Form 3L」を発表

Formlabs、次世代3Dプリント技術搭載の新型機2機種と高速プリント用樹脂を発表

米国マサチューセッツ州サマービルに本社を置き、SLA方式3Dプリンタで圧倒的シェアを有するFormlabsは、新たに開発された次世代3Dプリント技術「Low Force Stereolithography(以下 LFS)」を採用したプロフェッショナル向け3Dプリンタ『Form 3』および『Form 3L』を追加することを発表した。
※ 日本を含むアジアパシフィック市場は、2019年後半から展開予定。


Form 3L(左)、Form 3(右)

『Form 3』および『Form 3L』と名付けられたこれらの新しいプロ用マシンが採用する「LFS」方式は、光造形(SLA)方式へのまったく新しいアプローチであり、パーツの形状に合わせて細部とスピードの完璧なバランスを実現し、一貫して完全なパーツを提供する新技術である。LFSプロセスは、レーザーとミラーのカスタム設計システムを使用し、液体樹脂から固体の等方性パーツをピンポイントの精度で硬化させる。

 

Form 2との互換性について

Form 3及びForm 3Lで使用されるレジンカートリッジは、現行モデルのSLA方式3DプリンタForm 2と互換性があり、Form 3についてはビルド・プラットフォームもForm 2と共通ののため、同様の物がそのまま使用できる。また、Form WashForm Cureの後処理ツールについては、共通のビルド・プラットフォームを使用するForm 3でも使用可能だ。Form 3Lについては専用のビルド・プラットフォームが採用されており、互換性はない。

 

LFSのプリントプロセス

  • モジュール式コンポーネントのLight Processing Unit(LPU)は、正確で高密度のレーザースポットを維持し、正確で再現性のあるプリントを実現。
  • 容易に除去可能な小さなサポートのタッチポイントが、パーツ表面をより滑らかに仕上げる。
  • 20以上のセンサーが、一貫したパフォーマンスを実現。長期にわたって安定したパフォーマンスを維持するための理想的な条件を監視および維持する。
  • アップグレード可能なモジュール式コンポーネントと失敗しにくい設計により、より向上した稼働時間を実現。
  • リモートプリントにより、オンライン上のDashboardを通じてどこからでも3Dプリントが可能。

Form 3に搭載されるパワフルなLPUは優れた拡張性を有し、大型機となるForm 3LにはこのLPUが2つ搭載されており、LPUの同時使用によってForm 3の5倍の造形サイズと、より高速な3Dプリントを実現。拡張された3Dプリント技術は、工業用途に適した大規模な3Dプリントの内製を可能にする。

Form 3 基本スペック

  • テクノロジー:LFS 方式
  • 造形領域:14.5×14.5×18.5cm
  • XY解像度:25ミクロン
  • レイヤー厚(Z解像度):25から300ミクロン
  • レーザーパワー:250 mW
  • レーザースポットサイズ:85ミクロン
  • カートリッジ数:1
  • 本体サイズ:40.5×37.5×53cm
  • 本体重量:17.5kg
  • 発売開始時期:米国 2019年6月、日本 2019年後半予定
  • 販売予定価格:3,499ドル(基本パッケージ)/5,999ドル(FormCure、FormWashセットのコンプリートパッケージ)

Form 3L 基本スペック


造形領域:33.5×20×30cmを実現したForm 3L

  • テクノロジー:LFS 方式
  • 造形領域:33.5×20×30cm
  • XY解像度:25ミクロン
  • レイヤー厚(Z解像度):25から300ミクロン
  • レーザーパワー:250 mW ×2
  • レーザースポットサイズ:85ミクロン
  • カートリッジ数:2
  • 本体サイズ:77.5×52×73.5cm
  • 本体重量:48kg
  • 発売開始時期:米国 第四四半期、日本 2019年後半予定
  • 販売予定価格:9,999ドル

Draft Resin

またFormlabsは、新しいハードウェア2機種の発表に加え、新たな素材である『Draft Resin』を発表した。Draft Resinは、300ミクロンの積層ピッチでプリント可能なため、他の標準的な樹脂よりも3倍から4倍の高速3Dプリントを実現。より迅速なラピッドプロトタイピングに最適な材料となっている。

 

Formlabsの共同創業者兼CEOであるMax Lobovskyは次のように述べている。「Form 3とForm 3Lに搭載したLow Force Stereolithography(LFS)プリントプロセスを開発し、樹脂を用いる3Dプリンタを完全に再設計しました。7年前に私たちは、最初のパワフルで手頃な価格のデスクトップSLA 3Dプリンタとともに業界に参入し、それ以来、4万台以上の3Dプリンタがお客様に届き、お客様は4,000万以上のパーツをプリントしてきました。 現在、ユーザーはプロトタイピングツールからゲームチェンジャーまで、3Dプリントを1台のマシンから多くのマシンに拡張する方法を編み出しています。私たちはLFS 3Dプリントをさらに飛躍させ、市場で最もパワフルで手頃な価格の3Dプリンタを提供しながら、すべての人が求めるプリント品質と信頼性を飛躍的に向上させることを楽しみにしています。」

Formlabsは、2019年3月31日から4月4日までシカゴで開催される「AMUG」及び4月1日から4日までハノーバーで開催される「Hannover Messe」にて新製品を展示している。


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