ジレットは3Dプリントハンドル採用のシェーバーを発表

ジレットは3Dプリント技術を使用してパーソナライズされる髭剃り製品を開発した

マサチューセッツ州の剃刀製品ブランドGillette(以下 ジレット)は、3DプリンタメーカーFormlabsと協力し、パーソナライズされた3Dプリント製ハンドルを備える新しいコンセプトのシェーバー「Razor Maker」を発表した。

Razor Makerをオーダーするには先ず公式サイトへアクセスし、3Dプリント技術から製造可能な48種類のデザインから基本となるハンドルデザインを選択。
ハンドルデザイン選択後、カラーオプション項目から、黒、白、赤、青、緑、灰色、クロムを含む7種類のマテリアルから好みの色を選択し、デザインにテキストを追加してパーソナライズされた3Dプリントハンドルをオーダー。
注文を受けたカスタマイズハンドルのデザインファイルはFormlabsに送信され、Formlabsの自動生産システムForm Cellを利用し、複数デザインを一度のバッチで同時プリントする。
造形を終えたハンドル部品は洗浄と硬化処理を行った後、コーティングと組み立て作業を経て2〜3週間程度で消費者へ向けて直送される。

Razor Makerの価格は、部分的に3Dプリントされたゴムグリップ付きタイプが19ドル~、完全に3Dプリントされたハンドルタイプが25ドル~となっており、Chromeタイプ仕上げのハンドルがそれぞれ$39と$45になる。各ハンドルにはカミソリカートリッジが一本付属し、プラス$15で4つのカートリッジを追加できる。
尚、同製品は米国内のみ利用可能で、MACH3またはFusion5 ProGlideの替刃カートリッジと互換性がある。

このように金型を必要としないカスタマイズ製品の提供は、3Dプリント技術特有のメリットであり、ジレットは3Dプリント技術を用いた新しい生産プロセスを提案するForm Cellのテスターとして、Formlabsと協力する。


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