- 2022-2-10
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医療技術ベンチャーFluicell、自動化機能を強化した新型バイオプリンタを発売
2012年、スウェーデンのチャルマース工科大学からスピンオフしたライフサイエンス企業 Fluicell は、2019年に、疾患および再生医療研究や医薬品開発のための新しい組織モデルを構築するよう設計されたオールインワンの3Dバイオプリンタ「Biopixlar」を発表し、3Dバイオプリンティング市場に参入。同社は、バイオプリンティングの最新機種として、自動化機能を強化した新型3Dバイオプリンタ「Biopixlar AER」を発表。2022年3月3日に発売を開始する。
関連記事:ゲームパットで操作する高解像度3Dバイオプリンタ
今回新たに発売されるバイオプリンタ「Biopixlar AER」は、オリジナルの「Biopixlar」と同じ単細胞高解像度バイオプリンティング技術をベースに、自動化を強化し、標準的な細胞培養フローフードの中に収まるようによりコンパクトになっている。これにより研究者は、Fluicell のシングルセルバイオプリンティング技術を、他の体外・三次元細胞培養技術と組み合わせて、より簡単に使用することができる。
ゲームパッドで操作可能な前モデル Biopixlar
今回の最新機種を開発するにあたり Fluicell は、サイズだけでなく、自動化も強化。新機種は、研究ワークフローを合理化するために様々なプロセスオートメーション機能を導入しており、リモートコントロールも可能。携帯性と自動化の強化により「Biopixlar AER」は、医療、航空宇宙、深海探査などの要求の厳しい分野へのアプリケーション開発に適している。
Fluicell のCEOであるVictoire Viannay氏は「Biopixlar AERは、まさに画期的な技術的成果であり、将来のヘルスケアニーズを満たすため、生物学と技術を融合させるという当社の戦略と精神に沿った製品です。また、Biopixlar AERは、バイオプリンティングや細胞培養プロセスの並列化・自動化能力を重視する新しい顧客層をターゲットにしています」と述べている。
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