21個の3Dプリント部品搭載の超音速飛行機「XB-1」

Boom Supersonic、21個のチタン製3Dプリントパーツ搭載の「XB-1」を発表

世界最速の旅客機運用を目指す航空宇宙ベンチャー Boom Supersonic は、21個のチタン製3Dプリントパーツを搭載した次世代の超音速飛行機「XB-1」の本格的な運用を開始した。
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コロラド州センテニアルにある Boom Supersonic の格納庫で発表された「XB-1」は、同社が独自に開発した最初の超音速機であり、着陸装置、フライトコントロールアクチュエータ、冷却システムを含む3,700以上のカスタムコンポジットで構造されており、3Dプリンタメーカー VELO3D の3Dメタルプリンタ「Sapphire 3D metal printer」で製造された21個のハードウェアコンポーネントが含まれている。

商業的な超音速飛行の実現を目指し、2014年に設立され Boom Supersonic は、Stratasys の「F370」および「Fortus 450mc」FDM方式3Dプリンタを利用して「XB-1」に関連する200以上のツーリング、プロトタイプ、テストベンチ部品を開発。
その後両社は長期契約を締結し、プロトタイピング用途にとどまらず、Stratasys 「F900」3Dプリントシステムを利用した超音速機用最終用途部品を製造することを決定。

Stratasys との新たな契約に合意した直後同社は、2019年に VELO3D と提携して「XB-1」を構築するための複雑な構造の部品を製造するため、VELO3D の「Sapphire」システムを利用して航空運用に必要な一連の資格試験を実施。VELO3D のメタルプリントシステムを使用した一連の認定試験に合格した後両社は、さまざまな3Dプリント部品を製造。現在では一部のエンジン部品、環境制御システム、構造部品に、メタルプリンタでプリントされた21個の部品を採用。その中には、従来の製造方法では実現が困難であった厚さ0.02インチの薄壁構造部品も含まれている。

VELO3D 独自のプリントプロセスは、これまでにない設計の自由度と品質管理が可能となり、航空機設計における製造上の制約を無くし、超音速飛行の商業的可能性と3Dプリント部品の航空宇宙能力の両方において「転換点」を示すものであり、製品開発を加速させながらイノベーションを可能にするAdditive Manufacturing(3Dプリント)の有効性を実証している。


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