ExOneは同社最大級の金属3Dプリンタを発売

ExOneは同社最大級となるメタルバインダージェットシステム「X1 160PRO」を発売

生産規模の産業用バインダージェット3Dプリンタをラインアップする ExOne は、同社最大級となるメタル3Dプリンタ「X1 160PRO」を発売した。

ビルドチャンバー内で粉末材料の分配、散布、圧縮の3ステッププロセス(特許取得済み)「Triple Advanced Compaction Technology(ACT)」システムを採用する「X1 160PRO」は、800×500×400mm(160リットル)のビルドエンベロープと、最大10,000cm3/h(素材に応じて)の高速プリント機能を備えたExOne最新の金属およびセラミック3Dプリントシステムで、ステンレス鋼316L、304L、17-4PHなど、ExOneの他の3Dプリンタで使用が認定されている6つの材料の他に、オープンマテリアルシステムを採用し、セラミック素材などユーザーの用途に応じた粉末材料を自由に使用することができる。

 

このACTに加えシステムには、提携するSiemensが提供するクラウドベースのオープンIoTオペレーティングシステム「Mindsphere」が組み込まれており、マシン内のほぼすべてのセンサー情報がMinsphereを介して表示される。これによりユーザーは工程の詳細な分析を行い、より効率的な生産管理を行うことができるようになる。
また、システムにはビルドの自動アンロードとロード機能が統合されており、より広範な自動化施設の一部として大量生産を促進。

.「X1 160PRO」は、年間1万個の大型部品から、年間数十万個の小型部品までの大量生産および大規模生産に向けて開発されたモデルであり、自動車、航空宇宙、防衛産業向けのインベストメントキャストパーツを含む最終用途部品の量産に対応。

ExOneは、2019年11月19日から22日にかけて開催される「Formnext 2019」で「X1 160PRO」に関する詳細を発表する。


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