Lotus Elise用に開発された3Dプリント・サスペンション

英国の3Dプリンティング関連企業がLotus Elise用高性能3Dプリント・サスペンションを開発

Additive Manufacturingの専門家で、オーダーメイドのレーシング・コンポーネントを製造する英国の自動車系スタートアップ「Carbon Performance」は、中国吉利汽車(ジーリー、Geely Automobile)傘下の英国スポーツカーメーカー「ロータス・カーズ(Lotus Cars)」と協力し、ロータス社を代表するライトウェイト・スポーツカー「Lotus Elise(ロータス・エリーゼ)」用の3Dプリント製サスペンション部品を開発した。

Autodeskの英国製造技術(The Future of British Manufacturing)促進の一員であるCarbon Performanceは、人工知能(AI)を用いたジェネレ―ティブデザインによって設計されたサスペンション・アップライトのコンセプトモデルを開発。
アルミニウム素材から3Dプリントされたサスペンション部品は、従来の方法で製造されるオリジナル部品もより25%軽く、構成に必要とされていた9つの部品を1つの有機的な形状にまとめ、キャンバーの剛性を25%向上させた。これは、人工知能が可能な限り質量を削減しながら十分な剛性を確保したことを証明している。

AIを用いたジェネレ―ティブデザインによって生成される3Dオブジェクトは、エンジニアが設定したパラメータに準じて何千もの設計パターンを生み出し、最も優れた性能を有するデータを選択することができる。

Carbon Performance社は今後も、ロータスのようなパフォーマンスに優れた企業と協力し、3プリンティングソリューションの拡大を予定している。


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