世界最長コンクリート3Dプリント橋が落成

長さ29メートルの世界最長自転車専用コンクリート3Dプリント橋が完成

オランダ人デザイナー Michiel van der Kley、アイントホーフェン工科大学、Rijkswaterstaat(オランダの公共事業と水管理総局)が共同開発した世界最長の自転車用コンクリート製3Dプリント橋が完成。オランダのヘルダーラント州にあるナイメーヘン市に設置された。
関連記事:オランダに設置される世界最長のコンクリート3Dプリント橋

長さ29メートル、世界最長の自転車専用コンクリート製3Dプリント橋は、請負業者である BAM と材料サプライヤー Saint Gobain Weber Beamix が共同設置したプリント施設 Printfabriek でプリントされた39個の部品から構成されており、2021年9月8日に、Weber Beamixによって正式に落成された。

3Dプリントされた橋は、通常の橋よりもはるかに早く建設することが可能で、柔軟性に富み、デザイン的自由度が高い。また、コンクリート使用量が少なくて済むため持続可能性にも優れている。「Bridge Project」と名付けられたこの革新的なプロジェクトのパートナー達は、3Dコンクリートプリントが橋や住宅などの建設に使用できる持続可能な方法になることを目指している。

Saint Gobain Weber BeamixのCEOであるBas Huysmans氏は次のようにコメントしている「このコンクリート3Dプリント技術は、プリンタが構造的強度に必要な場所にのみコンクリートを堆積させるため、材料を最大50%節約することができます。建設3Dプリント技術は成熟してきており、自転車や歩行者用橋などを、より早くより持続的に、より安価に建設するための本格的な選択肢となりつつあります。」


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る