3Dプリント技術で海洋生物を守るために人工島

リサイクルされたプラスチックゴミから3Dプリントされた海洋生物保護用人工島

フィレンツェの建築家アンジェロ・レンナは、3Dプリント技術を活用して、有害なマイクロプラスチックを水中から回収しながら、海洋生物の生息地となる人工島を構築するプロジェクト「sweep island_project pelagos」を発表した。


image : angelo renna

イタリアとフランスの間の地中海北西部に位置する海洋特別保護区ペラゴス・サンクチュアリは、地中海で最もプラスチック廃棄物の影響を受ける地域のひとつで、1平方キロメートルあたり130万個のプラスチックゴミに侵されていると言われている。この危機的な海洋汚染問題に対応するためアンジェロ・レンナは、デザイン、高度な3Dプリンティング技術、海洋生物学者の専門知識を融合させた人工島「sweep island_project pelagos」を提案。

この人工島の水深5メートル下には、海洋投棄プラスチックされたリサイクルされた材料を使用して造られた3Dプリント製の構造物が設置され、木々の生い茂る上部は渡り鳥などの休息地として機能するよう設計されている。
サンゴから着想を得た構造物は、海の乱流をシミュレートした実験室でテストされたデザインから構成されており、海洋生物に干渉することなく、小さなプラスチックゴミなどから生物を保護する能力を有している。


1:13 スケールの3Dプリント試作品

リサイクルプラスチックから生成される3Dプリント構造物は非常に軽量で、人工島から簡単に取り外すことができるため、定期的に海中ゴミなどを回収することができる。

またこの人工島は、激しい海流や嵐の期間を避けるため夏の間だけ沖合の水域で操業することを提案しており、秋から冬にかけては海岸沿いのいずれかの港近くに停泊する。


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