3Dプリント技術で海洋投棄ゴミを再生

環境問題を啓蒙するため3Dプリント技術で海洋プラスチックゴミを日用品にリサイクル

ロッテルダムに拠点を置くデザインスタジオThe New Rawは、ギリシャの地元漁師やダイバーと協力し、海洋生態系に深刻な影響を与える合成樹脂製「漁網」を3Dプリント技術で再利用するためのエコプロジェクトを開始した。

『Second Nature』と名付けられたプロジェクトは、回収したゴーストネット(故意に投棄されたり誤って流された合成樹脂製漁網)を、網、ロープ、フローター、オモリなど材料に応じて分類し、樹脂材料を粉砕機に通して3Dプリント材料となるリサイクルフィラメントへと変換する。

漁網からリサイクルされた3Dプリンティング用フィラメントは、The New Rawのモバイル3Dプリンティングラボで「Ultimaker」3Dプリンタを使い、海洋生物をイメージさせる花瓶や皿などの家庭用品や貝殻彫刻などの3Dプリントオブジェとして生まれ変わる。

ゴーストネットは、年間10万頭以上のウミガメやクジラなどの海洋生物に大きな被害を与えているとされており、体に絡まり体を傷つけたり、誤って飲み込み窒息死したりと、海洋生態系に深刻な影響を与えているとして、世界的に関心の高い環境問題の一部として取り上げられている。

プロジェクトチームは、家庭用品やオブジェを3Dプリントすることで、都会の人々に対し、海洋投棄されたプラスチックが、環境に壊滅的な影響を与えることを啓蒙することを目的に活動している。

Second Natureプロジェクトを展開するThe New Rawは、今後数ヶ月の内に新しい3Dプリントコレクションの発売を予定している。


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