- 2020-3-9
- 3Dプリンタ・各種加工機, 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, CAR, CNC, Direct Manufacturing, FDM, FFF, filament, Local Motors, Olli, Thermwood, ジェットエンジン, テクノロジー, フィラメント, 工業製品, 自動車, 航空機
Thermwoodは、密閉構成の大型3Dプリントシステム「LSAM 1010」を発表
米国インディアナ州に本拠を置く製造機器メーカー Thermwood は、大規模Additive Manufacturing製造システム(Large Scale Additive Manufacturing 以下 LSAM)の新型機「LSAM 1010」を発表した。
Thermwoodは、木工、航空宇宙、プラスチック、複合材産業向け3軸および5軸の高速マシニングセンターを製造・販売するメーカーで、高度なCNCルーター技術をベースにLSAMを開発し、航空宇宙、海洋、自動車、鋳造産業大手の他、軍や防衛請負業者向けに販売している。
2019年11月に新しい移動テーブルシステム(MT)を搭載した低コストの産業用LSAMシステム「LSAM MT」をリリースした同社は、工業規模のLSAMシステムに密閉構造を組み合わせた「LSAM 1010」を開発。10×10フィート(約3×3メートル)のビルドテーブルを備える「LSAM 1010」は「LSAM MT」同様、ビルドスペース全体でプリントヘッドとトリムヘッドの両方を制御可能な単一ガントリーを備えており、3Dプリントとトリミングを同一システム内で実行することができる。
搭載される3Dプリントヘッドは、現在市販されているほとんどの強化複合熱可塑性材料と互換性があり、海洋や自動車産業用途に適用可能な工業グレードの部品製造が可能になる。
最大100フィート(約30メートル)まで延長可能な最大規模のLSAMシステム
「LSAM 1010」は、先にリリースされたミドルレンジマシン「LSAM MT」よりも若干高額になるが、同社最大のLSAMシステムよりも大幅に安価な構成となっている。
関連記事
- 車体の80%に3Dプリント部品を採用した「Olli 2.0」
- 3Dプリント部品採用の高級スポーツカー「Mono R」
- BMWは自動車製造における3Dプリント技術の活用を拡大
- ボーイング777X用大型部品を3Dプリント
- モビリティ製品に特化した技術対応メーカー開設
- ミシュラン、エアレス3Dプリントタイヤ「Uptis」を発表
- 切断、溶接、AMを組合せた単一レーザーツール
- ブガッティが3Dプリント部品の採用を拡大
- ドイツの研究所が超高速FDM方式3Dプリンタを開発
- AM市場は2024年までに356億ドルに達すると予想
- Audi生産ライン効率化のため3Dプリンタの使用を拡大
- HPは過去1年で1000万点以上の3Dプリント部品を製造
- ドイツ大手企業がシンガポールにAM技術研究施設を開設
- BMWは3Dプリント技術で100万個超の自動車部品を製造
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp