- 2017-9-25
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Polymakerは3Dプリント中のフィラメントを長時間湿気から守る専用ツール「PolyBox」を発表した
3Dプリンタ用フィラメントメーカーPolymakerは、フィラメントを湿気から守るためのデスクトップ型フィラメント保存装置『PolyBox』を正式に発表した。
Polymakerは、材料が直面する最大の問題の1つにである湿度の問題に取り組むためのツールとして、PolyBoxを開発。
PolyBoxは、PVAやナイロン、同社オリジナル材料「PolySmooth」など、吸湿性材料が水分を吸収し、造形品質が劣化することを防ぐため、外部環境に影響されることなく材料(フィラメント)を最適な状況に保つことができるフィラメント除湿専用ツールとなっている。
フィラメントまたは筐体内に含まれる湿気は、PolyBox筐体内にある大型乾燥剤バッグに吸湿され、多くの水分を吸収した乾燥剤は乾燥作業を経て再利用することができる。また本体正面には高精度な温湿計が設置されており、内部の湿度レベルをモニタリングすることもできる。
同梱される付属品
筐体内で最適な湿度に保たれたフィラメントと3Dプリンタは、150cmのガイドチューブで直接繋ぐことだでき、外気に触れる事なくプリンタヘッドに移動し、湿度の気になる環境から保護される。
その他の機能として、本体には6本のフィラメント出口穴(前面、背面、側面)と4本のベアリングクラッドスチールロッドが装備されているため、2本のスプールを独立して回転させたり、3kg程度の大型単一スプールを配置し、長時間プリントに使用することもできる。
PolyMakerは、2017年9月26日から英国バーミンガムで開催される「TST Show 2017」でPolyBoxを初展示。
またPolyBoxは現在$69.99で予約注文を受け付けており、10月16日〜31日の間に出荷開始を予定している。
ターゲットユーザーは?
製品の仕様やその目的に間違いは無いが、市販の除湿剤と衣装ケースなどでも簡単に代用できてしまう内容のため、この製品の良さが理解できるのは、かなりのヘビーユーザーに限定されるかもしれない。
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