3Dプリント技術使用の人工指が指紋認証をクリア

3Dプリントモールドを使用し生成された指先が指紋認証セキュリティ技術を向上させる

ミシガン州立大学の研究チームは、3Dプリントされたモールド(金型)を使用し、人間の皮膚を模倣した指紋認証可能な着脱式の人工指先を開発。複数の指紋認証セキュリティをハッキングした。

ミシガン州立大学Anil Jain教授率いる研究グループ「Biometrics Research Group」は、「3D fingerprint targets」と呼ばれるシリコンベースの3Dプリントモールド技術を使用した人工指先モデルを生成し、3種類(光学式、静電容量式、超音波式)の指先読み取り機との互換性を示すテストに成功した。


人工指先はStratasys Objet350 Connex 3Dで造形された金型からキャスティングされる

3Dプリント技術をベースにキャスティングされた3Dプリント指紋が、3つの認証方法すべてに適合するためには、生理学的に人間の皮膚に類似し、皮膚の電気的特性を伝える特定の物質を使用する必要がある。これらの課題をクリアするため研究チームは、シリコーンベースポリマー(ポリジメチルシロキサン)と皮膚色顔料の混合材料を利用し、人工指紋を生成した。


キャスティングのベースとなる混合材料

2D指紋画像から立体化

人工指先を生成するため、CADに読み込ませた指紋の2次元画像から指紋模様を立体化(凸化)。
立体化された指紋の凹凸画像反転させ、半円筒形の内側に3D凹プリントすることで、人間の指紋に生理学的に類似した人工指先の元となる3Dプリント用データを構築。

この工程から生成された3Dデータは、Stratasys Objet350 Connex 3D(ABS材料)から16μの高解像度で3Dプリントされ、キャスト用の金型として利用される。

同研究チームはこの技術を利用し、指紋ベースのセキュリティシステムのクラックやハッキングをより困難にする技術として応用するとしている。


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