Aleph Objectsがバイオ3Dプリンタをリリース

Aleph ObjectsとFluidFormが提携し新しい3Dバイオプリンティング製品を発売

高性能なデスクトップ3Dプリンタ「LulzBot」シリーズをラインアップするテキサス州の3Dプリンタメーカー Aleph Objects, Inc.は、3Dバイオプリンティング企業 FluidForm Inc.と提携し、新しいバイオプリンティングソリューションを市場投入することを発表した。

FluidForm Inc.は、ニードルプリントヘッドからバイオインクや柔らかいゲル材料を3Dプリントする「FRESH 3Dプリンティング(Freeform Reversible Embedding of Suspended Hydrogels)」と呼ばれるバイオプリンティングプラットフォームを開発。このプリントプロセスは、カーネギーメロン大学の「Regenerative Biomaterials and Therapeutics Group」研究プロジェクトから生まれた技術で、3Dバイオプリンティングのサポート材料として非ニュートンゲルを利用し、足場組織や液体材料を堆積して血管など機能的で複雑な組織をプリントすることができる。

3Dバイオプリンティングは、製薬、再生医療、薬物スクリーニング、バイオセンサー、化粧品、食品産業など多くの分野で注目され、研究機関や幅広い産業での利用が広がっている。
現時点では完全に機能的で移植可能な臓器プリントの実現には達していないが、そう遠くない将来、カスタマイズされた人間の臓器3Dプリントが実現する可能性があり、同分野は2028年までに19億ドルに成長すると予測されている。

Aleph Objects, Inc.とFluidForm Inc.によって共同開発されるバイオプリンティングソリューションの詳細については未だ明らかにされていないが、2019年夏後半に発売開始が予定されている。


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