- 2019-6-17
- 最新情報
- 3D bioprinting, 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, LulzBot, Medical, テクノロジー, バイオ, バイオマテリアル, 再生医療, 医学, 医療
Aleph ObjectsとFluidFormが提携し新しい3Dバイオプリンティング製品を発売
高性能なデスクトップ3Dプリンタ「LulzBot」シリーズをラインアップするテキサス州の3Dプリンタメーカー Aleph Objects, Inc.は、3Dバイオプリンティング企業 FluidForm Inc.と提携し、新しいバイオプリンティングソリューションを市場投入することを発表した。
FluidForm Inc.は、ニードルプリントヘッドからバイオインクや柔らかいゲル材料を3Dプリントする「FRESH 3Dプリンティング(Freeform Reversible Embedding of Suspended Hydrogels)」と呼ばれるバイオプリンティングプラットフォームを開発。このプリントプロセスは、カーネギーメロン大学の「Regenerative Biomaterials and Therapeutics Group」研究プロジェクトから生まれた技術で、3Dバイオプリンティングのサポート材料として非ニュートンゲルを利用し、足場組織や液体材料を堆積して血管など機能的で複雑な組織をプリントすることができる。
3Dバイオプリンティングは、製薬、再生医療、薬物スクリーニング、バイオセンサー、化粧品、食品産業など多くの分野で注目され、研究機関や幅広い産業での利用が広がっている。
現時点では完全に機能的で移植可能な臓器プリントの実現には達していないが、そう遠くない将来、カスタマイズされた人間の臓器3Dプリントが実現する可能性があり、同分野は2028年までに19億ドルに成長すると予測されている。
Aleph Objects, Inc.とFluidForm Inc.によって共同開発されるバイオプリンティングソリューションの詳細については未だ明らかにされていないが、2019年夏後半に発売開始が予定されている。
関連記事
- 人間の細胞を使用して3Dプリントされた「3D角膜」
- CELLINKがバイオ3Dプリント用モデルキットを発売
- 世界初!患者の細胞から造られた3Dプリント心臓
- 3Dプリントソフトロボットを設計製造する新技術
- ShapewaysとEOSは提携し装具および補綴物市場に進出
- Allevi、皮膚細胞用3Dバイオプリントキットを販売
- 温度変化を利用した3Dプリント製潜水艦
- BMWとMITが液体3Dプリント技術で協力
- 欧州最大の3Dバイオプリンティング施設
- 超リアルな3D臓器ウェットモデルの販売開始
- 病気や火傷で傷ついた皮膚を治癒する3Dバイオプリンタ
- 2020年、東京に3Dプリント寿司店がオープン
- 3Dプリント包帯で損傷した皮膚を治療
- 宇宙空間で人間の臓器を3Dプリント
- 3Dプリント技術で視力を回復
- 3Dバイオプリント技術で人の心臓組織を生成
- 世界初の3Dプリント角膜開発に成功
- 患者の骨に癒合同化する3Dプリント人工骨
- 肌表面に積層型極薄膜を形成する「Fine Fiber」
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp