パラリンピックで3Dプリントドレス纏った選手がロボットとダンス

義足のスノーボーダーがリオ・パラリンピック開会式で3Dプリントドレスで見事なダンスを披露

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リオで開催されたパラリンピック2016の開会式で、義足のスノーボーダー エイミー・パーディ(米国)が、3Dプリントドレスを身に纏い、産業用ロボットアーム「KUKA」と共に見事なダンスを披露した。

エイミー・パーディが身に纏った3Dプリントドレスは、3Dプリントファッションを研究するイスラエルのデザイナーDanit Pelegが手掛けたもの。

amy-purdy-rio-paralympics-3d-print-dress-1images:Danit Peleg

デスクトップタイプのコンシューマー3Dプリンタ「Witbox」を使ってドレス製作をするDanit Pelegは、今回のドレス製作に合わせ「Witbox」の最新モデル「Witbox 2」を使用。
造形素材には、弾性フィラメント「FilaFlex」を利用し、約120時間掛けて全てのドレスパーツをプリントした。

※Danit Pelegの3Dプリントドレスに関する詳細は、以前ご紹介したこちらの記事よりご確認いただけます。
※3Dプリント用フィラメント専門ショップ「3DFS」では、FilaFlexを販売しております。同素材に興味あるかたはこちらまで。

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造形に使用されたWitbox 2

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images:Danit Peleg

今回、産業用ロボットアームKUKAと共に美しいダンスを披露してくれた米国人スノーボーダー エイミー・パーディは、19歳の時に「細菌性髄膜炎」という病に掛かり、膝から下の両足を切断。
プロ選手として活躍する夢を諦めらめなかった彼女は、厳しいリハビリを克服し、両足切断からわずか7ヶ月後にスノーボードを再開。その数ヶ月後には大会で3位に入賞。2014年米国代表としてソチ五輪に参加し、見事に銅メダルを獲得。
その後、テレビやドラマへの出演やモデル活動もスタートした彼女は、米国のダンス・オーディション番組「Dancing With The Stars」へ出演し、障害を感じさせない見事なパフォーマンスで全米に感動を呼び、一躍時の人となった。
今回の開会式でも、その見事なダンスパフォーマンスで観客を魅了した。


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