EOSは新型ステンレス材料をリリース

EOSの新型ステンレス材料はDMLSベースのAM製造に品質基準を設定

1989年に設立されたドイツの産業用ハイエンド3DプリンタサプライヤーEOSは、メタル3Dプリンタ用の最新材料「StainlessSteel 17-4PH IndustryLine」をリリース。

「StainlessSteel 17-4PH IndustryLine」は、EOSの金属3Dプリンタ「EOS M 290」で製造するために特別に開発されたプロセスパラメーターで構成された鉄基合金粉末から造られており、最終製品の材料特性に対する最高レベルの信頼性によって再現可能な部品品質を保証し、Additive Manufacturing(積層造形)の生産に必須な要件を満たしている。

高強度、容易に硬化可能な耐食性および耐酸性の高い材料であるStainlessSteel 17-4PH IndustryLineは、外科用および整形外科用器具製造に理想的で、AMプロセス後または熱処理後にも、部品を追加加工(マイクロブラスト加工や研磨)することができる。

StainlessSteel 17-4PH IndustryLineは、引張強度、密度測定、化学分析、硬度測定など様々なテストを受け、信頼性と統計的に証明された高品質なデータを蓄積。信頼性の高いデータと再現可能な部品品質により、開発と品質認定プロセスを効率化し、市場投入までの時間短縮と大幅なコスト削減に貢献。

フロリダ州に本拠を置く医療機器メーカーのExactech社は、StainlessSteel 17-4PH IndustryLineを小規模の医療機器製造に使用する予定で、EOSとの共同作業でこれを行う計画を発表している。


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