サブミクロンレベルの金属3Dプリンタ「FluidFMμ」

Cytosurgeのダイレクト金属3Dプリント技術がナノスケールの複雑な構造物を構築

チューリッヒに本拠を置くCytosurge社は、サブミクロンレベルの解像度を有する革新的なダイレクトメタル3Dプリンタ「FluidFMμ 3Dprinter」を開発。

FluidFM技術は、人間の髪の毛の直径よりもはるかに細かい高精度な金属物体を製造する革新的な技術で、マイクロエレクトロニクス、半導体、表面改質、マイクロボット、センサー、材料科学分野での高度な研究機会を提供可能にする。

特定のクライアントの仕様や研究ニーズに応じてカスタムメイドできる独自のプリントヘッドテクノロジーを採用するFluidFMμ 3Dprinterは、サポート構造や後処理工程を使用せず90度の角度でオーバーハングする構造を含むあらゆるデザインを構築することができる。

FluidFM技術の超精密表面改質プロセスは、超薄型または構造化された物体をプリントし、複数の金属をターゲット表面に堆積させることができる。この技術を採用したFluidFMμ 3Dprinterは現在、銅、銀、金、白金材料が利用可能で、今後、チタン、スズ、ニッケルなど複数の金属材料への対応が検討されている。

FluidFMμ 3Dprinterは、100mm×70mm×60mmのエリアに、最大プリント体積200×200×200μm(解像度は1μm以下)をプリント。ビルドエリアには、ユーザが用意したオブジェクトをチャンバに挿入することができ、250nmレベルの位置決め精度で、プリントチャンバ上に複数のオブジェクトを配置することができる。

FluidFMμプリントシステムには、3Dプリンタ本体の他、FluidFMμ3Dプリンタコントローラ、FluidFMオペレーションソフトウェア、FluidFMマイクロ流体コントロールシステム、FluidFMイオンコントロールユニットなどのコンポーネントが含まれる。


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