3Dプリント角膜が失明から患者を救う

スペインのバイオメディカルチームが患者に移植可能な3Dプリント角膜を5年以内に実用化

スペイン・マドリッドのラ・パス大学病院の研究チームは、今後5年以内に、角膜移植を待つ患者に3Dプリント角膜を提供するための研究に取り組んでいる。

角膜提供可能なドナーの不足により、年間1,000万人以上の患者が失明などのリスクを負っているとされている現在、3Dプリント角膜を開発する同研究チームは、患者自身の脂肪組織から採取した幹細胞を、人の角膜を正確に模倣する高分子細胞外コラーゲンマトリックスに3Dプリントし、僅か5日~7日程度で個々の患者に適合したカスタム3Dプリント角膜を生成する。

自身の細胞をベースに生成される自家移植3Dプリント角膜は、DNAが一致するドナーから移植された角膜であるかのように認識し、拒絶反応のリスクを軽減することができるとされている。

5年以内の実用化を目指すこの研究は、マサチューセッツ工科大学(MIT)のIDEA²Global プロジェクトによって開発されたプログラムの一部、スペインのInnovation and Prospective Health(Fipse)に選ばれ、研究のための支援を受けている。この先駆的な研究が成功すれば、数百万、数千万の患者が失明などのリスクから解放されると期待されている。


ラ・パス大学病院


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