GEが開発する世界最大のメタル3Dプリンタ

GE Additiveは世界最大の粉末焼結メタル3Dプリンタの開発を発表!2018年より市場投入予定

GE傘下の3Dプリンタ部門GE Additiveは、世界最大のメタル3Dプリンタを開発しており、2018年初頭から初期モデルの出荷開始を予定している。
尚本機に関する詳細は、2017年11月からドイツ・フランクフルトで開催されるFormnext Showで発表される。

「ATLAS」と名付けられた新しいレーザーパウダー3Dプリンタは、造形エリアが1㎥と、現存する最大メタル3Dプリンタ「Concept Laser X LINE 2000R(造形エリア 800 x400x500mm)」を凌駕する大規模な造形エリアを有している。

ATLASは、アルミニウムやチタンなどの金属材料の他、ナイロンなど他材料による製造にも対応しており、複雑なジェットエンジン構造部品や小型機用部品など、直径1m内の航空機用部品等の製造に最適化されている。

現在最大の造形領域を有するメタル3Dプリンタ Concept Laser X LINE 2000R

2016年末、Concept Laserを傘下に納めたGEは、メタル3Dプリンタによる航空機部品などの製造規模の拡大(過去記事参照)を発表しているが、2018年以降にATLASを投入することで、現在生産を進めるLEAPエンジンなどの部品製造だけでなく、より複雑で大型な航空機部品の3Dプリント製造を実現しようとしている。


メタル3Dプリントされたノズル部品

GE幹部は、航空宇宙産業用向けに適した3Dプリント技術の可能性を説明するとともに、ATLASが、自動車産業や電力・石油・ガスなどエネルギー産業にも適用することができるとしている。


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